【市況】NY原油先物週間見通し:上値は重いままか、米長期金利上昇やドル高はマイナス材料
■NY原油先物
安値:53.94ドル
高値:59.27ドル
終値:57.13ドル
前週末比(騰落率):-1.64%
■続落、供給超過への懸念残る
NY原油先物1月限は続落。国際エネルギー機関(IEA)が世界の需要見通しを引き下げた影響が残ったようだ。ユーロ安・米ドル高の相場展開も嫌気された模様。ただし、19日の取引では短期筋などの買い戻しが入ったことで原油先物の下げ幅は縮小している。
■上値は重いままか、米長期金利上昇やドル高はマイナス材料
想定レンジ:56.00~59.00ドル
NY原油先物は上値の重い状態が続く見込み。世界的な供給過剰の状態はしばらく続くとの見方が多い。株高は支援材料になりそうだが、米長期金利の上昇やドル高傾向はマイナス要因。節目の60ドルを超えるまでは、原油先物は上値の重い状態が続くことになる。
《TN》
提供:フィスコ