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【市況】豪ドル週間見通し:利下げの可能性を見極める展開


■豪ドル弱含み、失業率上昇とスティーブンス豪準備銀行総裁発言で

先週の豪ドル・円は下落。11月の豪失業率が6.3%となり、10月の6.2%から上昇したこと、スティーブンス豪準備銀行総裁が「バランスのある成長達成に必要な豪ドル・米ドルの水準は、おそらく0.75ドルである」と発言したことで、豪ドル売りが優勢となった。取引レンジは97円45銭-101円20銭。

■12月の豪準備銀行金融政策決定会合議事録に要注目

今週の豪ドル・円は、12月の豪準備銀行金融政策決定会合議事録で利下げの可能性を見極める展開となる。日本の衆議院選挙における与党圧勝や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による豪ドル建て資産投資増額の可能性があることは円売り材料が、豪準備銀行による利下げ観測が高まっていることで、対円での豪ドル上昇は期待できない。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・16日:12月豪準備銀行金融政策決定会合議事録

予想レンジ:96円00銭-99円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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