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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「買い戻し一巡だが、チャート好転」


◆この1週間にマーケットは様変わり。31日のハロウィンに意表を衝いた黒田追加緩和で、日経平均は1万7000円台へ1週間で12%(円安は115円台へ)急騰。チャートは9月高値を抜き去り、一気に「好転」を果たす。

◆10~20兆円という追加緩和の規模はともかく、10月の下落で売りが溜まっていたことで、先物も交えた「総踏み上げ」が大幅急騰の要因だ。休み明け11月4日の5兆4300億円という猛烈な売買代金がそれを物語っており、急騰もそこで一旦「出尽くした」可能性がある。

◆ボラティリティ(変動率)が高まっており、日々200~300円幅の乱高下は普通に出やすく、急騰後だけに急落調整も起こり得る。

◆だが、流れに従うのが基本であるから、好転したことで今後は「陰転」信号が出るまでは買い主体(押し目買い)の対応となる。三本新値や転換線、トレンドなど日足のチェックは怠れない。

(11月6日 記)

「チャートブック週足集」No.1999より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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