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【市況】NY原油先物週間見通し:もみあいか、米長期金利低下で自律反発の可能性残る


■NY原油先物
安値:83.59ドル
高値:90.74ドル
終値:85.82ドル
前週末比(騰落率):-4.37%

■大幅下落、引き続き供給増加が嫌気される

NY原油先物は大幅下落。原油供給は世界的に超過傾向との見方が強まり、短期筋などの売りが優勢となった。10日の取引では短期筋の買い戻しが入ったが、リビアの生産拡大などで9月の石油輸出国機構(OPEC)の生産高は約3年ぶりの大幅増となったことが嫌気され、原油先物は上げ渋った。


■もみあいか、米長期金利低下で自律反発の可能性残る

想定レンジ:84.50~86.50ドル

NY原油先物はもみあいか。供給超過を嫌気した売りは継続する可能性があるが、米長期金利が低下していることから、原油先物の自律反発の可能性は残されている。ただし、欧米諸国の株安が続いた場合、ポジション調整的な売りは継続する可能性があるため、注意が必要か。

《TN》

 提供:フィスコ

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