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【市況】NY原油先物週間見通し:やや弱含みを予想、ウクライナ情勢とイラク情勢に要注目


■NY原油先物
安値:96.55ドル
高値:98.67ドル
終値:97.65ドル
前週末比(騰落率):-0.23%

■やや弱含み、米国によるイラク空爆は供給安定化要因

NY原油先物価格はやや弱含みに推移した。オバマ米大統領がイラクのイスラム過激派への限定的空爆を承認したが、イラク情勢の沈静化、原油供給の安定化に繋がるとの期待感が高まったことで、弱含みに推移した。米エネルギー情報局統計で、オクラホマ州クッシング原油在庫が微増に留まったことも売り材料となった。


■やや弱含みを予想、ウクライナ情勢とイラク情勢に要注目

想定レンジ:95.00~100.00ドル

NY原油先物価格はやや弱含みに推移すると予想する。ウクライナ情勢では、プーチン露大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領との会談、イラク情勢では、米国によるイスラム過激派に対する限定的な空爆の行方を見極める展開となる。イラクへの空爆が、イラク情勢の沈静化、原油供給の安定化に繋がる可能性に要警戒か。

《TN》

 提供:フィスコ

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