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【市況】豪ドル週間見通し:声明におけるインフレの動向を注視する展開


先週の豪ドル・円はやや下げ渋り。30日発表の4-6月期米国内総生産速報値が市場予想を大きく上回ったことで豪ドル売り・米ドル買いが活発となった。欧米諸国の株安を嫌気した豪ドル売りが観測されたが、米ドル・円相場が円安方向に振れた関係で豪ドルの対円レートは95円台半ば近辺で下げ渋った。取引レンジ:95円30銭-96円13銭。

今週の豪ドル・円はもみあいか。豪準備銀行は5日に政策金利を発表する。今回も2.50%で現状維持の公算だが、声明でインフレ鈍化の可能性が指摘されなかった場合、将来的な利上げへの期待が広がり、リスク選好的な豪ドル買いが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・4日:6月小売売上高(前月比予想:0.3%、5月:-0.5%)
・5日:6月貿易収支(予想:-20億豪ドル、5月:-19.11億豪ドル)
・5日:豪準備銀行が政策金利発表(2.50%で現状維持の予想)
・7日:7月失業率(予想:6.0%、6月:6.0%)

予想レンジ:94円00銭-97円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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