市場ニュース

戻る
 

【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「続・放れ方向に注目」


◆梅雨が明け、暑い日の続く日本列島だが、株式市場の梅雨明けはまだのようである。日経平均株価は1万5100~1万5500円の往来ゾーンで膠着が続く。あまりにも動かず「夏枯れ、夏バテ」との声も聞こえてくるが、遅かれ早かれ梅雨は必ず明けるもの。

◆週足の「くじら幕」も7週を経過、今週(7月第5週)はアメリカでFOMCと雇用統計があるので、梅雨明けもそろそろだろう。

◆言うまでもなく「1万5100~1万5500円」の往来からどちらに抜けるかまずポイントで、「放れに従う」のが基本。日本は「アメリカ次第」であり、NYダウの動向がカギを握るが、そのNYも「上向き三角」を煮詰めており「放れ足」が注目される。

◆ただ、日経平均は6月期日向かいで上げてきて、成長戦略の材料が出尽くした7月変化日に高値を付けている。上放れを確認するまでは慌てることなく、打診買いで様子を見ておきたい。

(7月24日 記)

「チャートブック週足集」No.1984より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均