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【経済】【中国から探る日本株】トヨタの中国販売:5月に大幅鈍化、新モデル投入で早期に回復か


トヨタ自動車<7203>は3日、中国での5月の新車販売台数が8万1100台となり、前年同月比で2.7%増加したと発表した。これより先には、海外メディアが「3%前後の伸び」にとどまったと報じており、ほぼその通りの結果となった格好だ。

トヨタの中国での販売台数は3月、4月にはそれぞれ同19.0%増、12.4%増と2ケタ増を記録していた。先の海外メディアによれば、今夏に新型の発売を予定しているカローラの販売が落ち込んだことが伸び悩みの主因だという。

ただ、年間を通じては、今年の中国での販売目標である110万台を超過達成する可能性が高いとみられている。新モデルの投入により、販売の早期回復が見込まれるためだ。

中国メディアによれば、トヨタは今月19日にカローラの新モデルを発売する予定。5月18日から予約受付を開始しているが、最初の5日間で予約台数は1800台を突破。コストパフォーマンスの高さで人気を呼んでいると伝わっている。

《NT》

 提供:フィスコ

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