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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「続く軟調地合い、抱けぬ『期待』」


◆日米首脳会談はサプライズなく終了。TPPも決着することなく先送り。次は30日の日銀会合&FOMC、そして決算発表が焦点となるが、日本株に「サプライズ」となるものが出てくるのだろうか。日経平均株価のチャートは「期待抱くな」と言っているように映る。

◆「今期も増益」「日銀の追加緩和は6~7月」。証券会社の多くがそうした予測を打ち出し「だから上がる」と言わんばかり。だが、実際の日経平均は年初から10%下落のままジリ貧状態。200日線や日足雲、26週線、2月安値を割り込み、チャートは「陰転」を暗示。

◆NISAだ、JPX400だと、昨年末に総強気のアドバルーンを上げた証券界だけに、ここで慎重なスタンスなど言えるハズもない。「期待は裏切られる」のがこの世界の常。シコリ玉も少なくなく、大型連休はタンスも、運用も整理整頓を。

(4月24日 記)

「チャートブック週足集」No.1971より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

(「株探」編集部)

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