【経済】(中国)1-3月期の成長率が7%以下も、政府は「安定成長」を再強調
国内外の機関投資家が相次いで今年1-3月期の成長見通しを7.5%以下に下方修正している。一部では、7%割り込むとの悲観的な見方を示した。
こうした状況を受け、李克強首相は先週19日に開催した国務院常務会議の席上で、「穏成長(安定的な成長)」という言葉を再び強調。重要な投資プロジェクトを加速させるほか、適時円滑な予算確保も指示したと報じられた。
一方、金融政策面では、「穏健な(中立的な)」政策が維持されている。専門家は、政府が銀行へのリスク集中を分散させるため、今後の建設資金などの調達先を銀行などから社会に分散する可能性が高いと分析。そのため、穏健な金融政策がこれからも維持されるとみている。
《ZN》
提供:フィスコ