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【市況】【↑】日経平均 大引け|米株反発を好感、権利取りの買いに支えられて反発(3月26日)


日経平均株価
始値  14521.00
高値  14569.90(09:04)
安値  14401.42(14:19)
大引け 14477.16(前日比 +53.97 、 +0.37% )

売買高  24億4427万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3599億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は53円高と反発
 2.米株反発を受け、買いが先行
 3.権利付き最終日を迎え、権利取り狙いの買い
 4.ウクライナ情勢や中国リスクなど外部環境の不透明感が拭えず
 5.消費税引き上げへの警戒感もあって上値重い推移に


■東京市場概況

 前日の米国市場では、予想を上回る消費者信頼感指数の改善が好感され、ダウは91ドル高と3日ぶりに反発した。

 東京市場では、日経平均は53円高と反発した。米株反発が好感されたほか、為替が1ドル=102円台前半で落ち着いた動きとなったことで買いが先行した。

 3月期末の配当・株主優待の権利付き最終日を迎え、高利回り株などに権利取り狙いの買いもみられた。本日未明に北朝鮮が日本海にミサイルを発射したが、相場への影響は限定的だった。

 日経平均は寄り付き後まもなく、上げ幅を146円高まで広げたものの、その後は手掛かり材料の乏しさから戻り売りに上げ幅を縮小。1万4450円前後を中心とした狭いゾーンでのもみ合いに終始した。

 ウクライナ情勢や中国リスクなど外部環境の不透明感に加え、間近に迫った消費税引き上げに対する警戒感が相場の重石となったようだ。

 東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)保険業、(2)機械、(3)精密機器、(4)非鉄金属、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)その他金融業、(3)情報・通信業、(4)陸運業、(5)倉庫運輸関連。

 個別材料では、優先株を全て消却する世紀東急 <1898> 、関連会社株の一部譲渡と新ゲーム配信を発表したアクロディア <3823> [東証M]、子会社による分譲ソーラー発電所計画を発表したリアルコム <3856> [東証M]、Cスイス証が「中立→強気」に格上げした大阪チタ <5726> 、1%の自社株買いを実施した日カン <5905> [東証2]、今期最終益を3倍上方修正したコンベヤ <6375> 、CCFL事業撤退を発表し「選択と集中」が評価されたサンケン <6707> 、需要急増に対応してオペレーション子会社を設立する日本通信 <9424> [JQ]、今期経常益は6%増と2期連続で最高益を更新するアークランド <9842> などが上昇。

 一方、野村証が「買い→中立」に格下げした日化薬 <4272> 、東証と日証金が信用取引の臨時措置を実施したカイオム <4583> [東証M]などが安い。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)マーベラス <7844> 、(2)サンケン <6707> 、(3)アークランド <9842> 、(4)世紀東急 <1898> 、(5)レシップHD <7213> 、(6)SUMCO <3436> 、(7)大阪チタ <5726> 、(8)トラスト・T <2154> 、(9)COTA <4923> 、(10)ルネサス <6723> 。

 値下がり率上位10傑は(1)TASAKI <7968> 、(2)電算 <3640> 、(3)日本電設 <1950> 、(4)日コン <5269> 、(5)T&Gニーズ <4331> 、(6)ポケットC <8519> 、(7)GMO-PG <3769> 、(8)ヤオコー <8279> 、(9)クミアイ化 <4996> 、(10)日特塗 <4619> 。

【大引け】

 日経平均は前日比53.97円(0.37%)高の1万4477.16円。TOPIXは前日比8.37(0.72%)高の1172.07。出来高は概算で24億4427万株。値上がり銘柄数は1080、値下がり銘柄数は606となった。日経ジャスダック平均は1992.34円(5.18円安)。

[2014年3月26日]
(「株探」編集部)

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