【市況】22日の米国市場ダイジェスト:ダウは54ドル高、ダウ平均とS&P500指数は過去最高値を更新
■NY株式:ダウは54ドル高、ダウ平均とS&P500指数は過去最高値を更新
NYダウ ナスダック
終値 :16064.77 終値 :3991.65
前日比:+54.78 前日比:+22.49
始値 :16008.71 始値 :3977.31
高値 :16068.78 高値 :3991.66
安値 :15976.27 安値 :3973.00
22日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は54.78ドル高の16064.77、ナスダックは22.49ポイント高の3991.65で取引を終了した。来週に感謝祭を控えていることもあり閑散取引となる中、終日緩やかに上昇する展開となった。S&P500指数が終値ベースで節目となる1800ポイントを上回り、ダウ平均とともに過去最高値を更新。セクター別では、メディアや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方、半導体・半導体製造装置や不動産が下落した。
ケーブルテレビのタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)は、複数のケーブルテレビ会社が同社の買収を検討しているとの思惑から急騰。医薬品のバイオジェン・アイデック(BIIB)は、欧州当局が同社が開発した多発性硬化症治療薬の特許を認める判断を下したことで上昇した。運動靴小売のフットロッカー(FL)は決算が予想を上回り堅調推移。一方で、半導体のインテル(INTC)は2014年の売上高が横ばいとなる見通しを示し下落。アパレルのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は赤字となる決算を発表して軟調推移となった。
ダウ平均とS&P500指数は7週連続での上昇となった。来週は28日が感謝祭で休場となるほか、29日も米国東部時間午後1時までの短縮取引となる。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は101円33銭、株高に連れてリスク志向の円売りが優勢に
ドル・円は101円01銭から101円33銭まで上昇して引けた。5年ぶりの高水準となった米国9月の求人件数や予想上振れた米11月カンザスシティー連銀製造業活動指数などを好感した株高に連れてリスク志向の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは、1.3513ドルから1.3553ドルまで上昇し1.3550ドルで引けた。欧米金利差の拡大に連れた買いやユーロクロス絡みの買いが目立った。ユーロ・円は株高に連れ136円60銭から137円24銭へ上昇。
ポンド・ドルは、1.6186ドルへ下落後、1.6219ドルまで反発。ドル・スイスは、0.9104フランから0.9067フランへ下落した。
■NY原油:反落で94.84ドル、供給拡大観測が引き続き重し
NY原油は反落(NYMEX原油1月限終値:94.84 ↓0.60)。WTIは供給の拡大観測が引き続き重しとなり94.05ドルまで下落した。一方、ブレント原油はイラン核問題に関する交渉の進展が進まず底堅い展開。価格差は8ヶ月ぶりの水準まで拡大した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.64ドル +0.05ドル(+0.32%)
モルガン・スタンレー(MS) 31.34ドル +0.45ドル(+1.46%)
ゴールドマン・サックス(GS)168.10ドル +1.03ドル(+0.62%)
インテル(INTC) 23.87ドル -1.36ドル(-5.39%)
アップル(AAPL) 519.80ドル -1.34ドル(-0.26%)
グーグル(GOOG) 1031.89ドル -2.18ドル(-0.21%)
フェイスブック(FB) 46.23ドル -0.47ドル(-1.01%)
キャタピラー(CAT) 82.88ドル +0.76ドル(+0.93%)
アルコア(AA) 9.24ドル +0.12ドル(+1.32%)
ウォルマート(WMT) 79.81ドル +0.95ドル(+1.20%)
《KO》
提供:フィスコ