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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 AOKIHD、日本ライフL、タカラトミー (1日大引け後 発表分)

AOKIHD <日足> 「株探」多機能チャートより

 5月1日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 AOKIHD <8214> [東証P]  ★前期経常を6%上方修正、配当も10円増額
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の125億円→132億円に5.6%上方修正。増益率が48.3%増→56.6%増に拡大する見通しとなった。前期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。経済活動の正常化が進み、ファッション事業の一般マーケットやフレッシャーズなどが好調に推移したことが要因。仕入れ価格の上昇に対応した適切な販売施策を実施したことなども寄与した。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の40円→50円(前の期は20円)に増額修正した。

 あじかん <2907> [東証S]  ★前期経常を36%上方修正・7期ぶり最高益、配当も5円増額
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の16.5億円→22.5億円に36.4%上方修正。増益率が3.5倍→4.8倍に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、3回目。玉子製品を中心に販売量が減少したものの、原材料価格が安定して推移したことに加え、ヘルスフード事業の回復や退職給付費用の減少などで採算が改善した。急速な円安進行に伴い、為替予約の決済差益や時価評価益が増加したことも利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20円→25円(前の期は16円)に増額修正した。

 日本ライフL <7575> [東証P]  ★今期経常は4%増で2期ぶり最高益、4円増配へ
 ◆24年3月期の連結経常利益は前の期比3.0%減の105億円になったが、続く25年3月期は前期比4.0%増の110億円に伸びを見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は保険償還価格の改定によって販売単価は下落するものの、心房細動のアブレーション症例数の増加を背景に自社製品の販売数量が伸びるほか、前期に発売した大腿静脈用止血デバイスの売上拡大を見込む。
  併せて、今期の年間配当は前期比4円増の46円に増配する方針とした。また、発行済み株式数の7.26%にあたる550万0100株または57億4760万円を上限に自社株TOBを実施すると発表。

 タカラトミー <7867> [東証P]  ★前期経常を6%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の165億円→175億円に6.1%上方修正。増益率が37.0%増→45.3%増に拡大し、従来の5期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は1月に続き、2回目。日本、アジア地域における玩具及び玩具周辺事業が好調に推移し、タカラトミーに加え、小売事業のキデイランドとタカラトミーアーツの業績が伸長したことが要因。輸送費の落ち着きや物流費の減少なども上振れにつながった。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の43円→50円(前の期は32.5円)に増額修正した。

 松風 <7979> [東証P]  ★前期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の45.7億円→51.1億円に11.9%上方修正。増益率が7.9%増→20.8%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。売上原価率の改善に加え、投資有価証券売却益を計上したことが利益を押し上げた。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の58円→62円(前の期は57円)に増額修正した。
  併せて、9月末現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。


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