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【材料】GMが決算受け上昇 米国でのピックアップ・トラックの販売好調 見通し上方修正=米国株個別

(NY時間09:40)(日本時間22:40)
GM<GM> 44.93(+1.72 +3.98%)

 GM<GM>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。EBITも予想を上回っている。また、通期のガイダンスで1株利益およびEBITの見通しを上方修正した。

 米国でのピックアップ・トラックの販売が好調だった。主な要因は高価なヘビーデューティ・ピックアップの販売増で、中型ピックアップのシボレー・コロラドとGMCキャニオンが好調な売れ行きを示し、新バージョンは現行世代よりもオプションや快適装備が充実している。同社はまた、シボレー・トラックスのようなエントリーレベルのSUVでも再び成功を収めた。

 同社は中国での苦戦が続いているが、米市場でのピックアップ・トラックとSUVの安定した需要が、世界各地の弱点をカバーする以上のものだった。第1四半期の売上高の増加はすべて北米でのものだった。

 在庫再構築も奏功。同社は米国の在庫を昨年末から17%増の7万7000台に増やした。車体が製造されるとすぐに販売され収益を押し上げている。

 ジェイコブソンCFOは会見で「過去24カ月間、年率15%の成長を続けてきた。それが通期ガイダンス上方修正の自信につながった」と語った。また、EVに関してバーラCEOは「EV用バッテリーの生産拡大を継続する」と述べたほか、「原材料費の下落がEVの利益に貢献している」とも述べていた。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):2.62ドル(予想:2.12ドル)
・売上高:430.1億ドル(予想:421.9億ドル)
  自動車:392.1億ドル(予想:376.9億ドル)
  金融:38.1億ドル(予想:36.0億ドル)
  クルーズ:2500万ドル(予想:2930万ドル)
・EBIT(調整後):38.7億ドル(予想:31.3億ドル)
・自動車FCF:10.9億ドル
・GMNA車両販売台数:79.2万台(予想:73.9万台)
・GMI車販売台数:10.4万台(予想:16.4万台)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):9.00~10.00ドル(従来:8.50~9.50ドル)(予想:9.04ドル)
・EBIT(調整後):125~145億ドル(従来:120~140億ドル)(予想:127億ドル)
・自動車FCF:85~105億ドル(従来:80~100億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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