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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 テラスカイ、QPS研究所、高島屋 (12日大引け後 発表分)

テラスカイ <日足> 「株探」多機能チャートより

 4月12日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 テラスカイ <3915> [東証P]  ★今期経常は53%増で4期ぶり最高益更新へ
 ◆24年2月期の連結経常利益は前の期比7.4%増の6.5億円に伸び、従来予想の6億円を上回って着地。続く25年2月期も前期比52.7%増の10億円に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はクラウド市場の拡大を追い風に、主力とするSalesforce関連のクラウドインテグレーション案件数が更に増加し、それに伴って自社製品の販売も伸長する見込み。
  併せて、NTTデータと資本業務提携すると発表。Salesforceビジネスの強化を目指す。

 リニカル <2183> [東証S]  ★前期経常を2.4倍上方修正
 ◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の3.3億円→7.9億円に2.4倍上方修正。減益率が74.3%減→38.1%減に縮小する見通しとなった。米国における複数の案件で想定を上回って業務が進捗したことに加え、米国、欧州、アジアで複数の変更契約を締結したことが上振れの要因となった。また、円安による為替差益の増加も利益を押し上げた。

 ビックカメラ <3048> [東証P]  ★今期経常を18%上方修正、配当も3円増額
 ◆24年8月期の連結経常利益を従来予想の182億円→214億円に17.6%上方修正。増益率が9.9%増→29.2%増に拡大する見通しとなった。上期に携帯電話販売代理店事業で端末の割引上限規制前の駆け込み需要があったことに加え、インバウンド関連の売り上げが一段と回復することも織り込んだ。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の18円→21円(前期は15円)に増額修正した。

 IGポート <3791> [東証S]  ★今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も3円増額
 ◆24年5月期の連結経常利益を従来予想の11億円→12.5億円に13.7%上方修正。増益率が10.2%増→25.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。版権事業で来期に見込んでいた案件の前倒し計上や過去作品が好調だったことで、売上高が計画を11.1%も上回ることが利益を押し上げる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の52円→55円(前期は40円)に増額修正した。
  併せて、5月末現在の株主を対象に、1→4の株式分割を実施すると発表。

 リックソフト <4429> [東証G]  ★今期経常は21%増で2期連続最高益更新へ
 ◆24年2月期の連結経常利益は前の期比19.2%増の6.7億円で着地。続く25年2月期も前期比20.7%増の8.1億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は引き続き主力とする豪アトラシアン製品を中心にライセンス収入などが増加し、22.1%の大幅増収を見込む。

 QPS研究所 <5595> [東証G]  ★今期経常を一転黒字に上方修正
 ◆24年5月期の経常損益(非連結)を従来予想の7億0900万円の赤字→1億4000万円の黒字(前期は3億2300万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。最大の懸念事項であった小型SAR衛星QPS-SAR5号機の定常運用を計画通り開始したことに加え、第3四半期における6号機の画像データ販売枚数・単価がともに想定を上回ったことを織り込んだ。宇宙保険の会計処理の変更や採用未達による販管費の抑制なども上振れの要因となる。

 ベクトル <6058> [東証P]  ★今期経常は22%増で4期連続最高益、2円増配へ
 ◆24年2月期の連結経常利益は前の期比3.7%増の68.7億円になり、従来予想の65億円を上回って着地。続く25年2月期も前期比21.5%増の83.5億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力のPR・広告事業が案件増加に加え、新規事業や海外事業の黒字化によって利益が大きく伸びる。また、HR事業ではJOBTVが黒字転換し、ダイレクトマーケティング事業は上期に広告投下して下期に利益を確保する計画。

 竹内製作所 <6432> [東証P]  ★今期経常は9%増で4期連続最高益、42円増配へ
 ◆24年2月期の連結経常利益は前の期比65.8%増の354億円に拡大して着地。続く25年2月期も前期比8.6%増の385億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は根強い住宅需要や生活インフラ工事、建設投資の拡大を背景に、北米でミニショベル、油圧ショベル、クローラーローダーの販売台数が大きく伸びる。値上げや円安効果も大幅増益に貢献する。
  業績好調に伴い、今期の年間配当は前期比42円増の200円に増配する方針とした。

 ベイカレント <6532> [東証P]  ★今期最終は19%増で10期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は7円増配へ
 ◆24年2月期の最終利益(非連結)は前の期比15.8%増の253億円で着地。続く25年2月期も前期比19.4%増の303億円に伸び、10期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はデジタル技術を活用した変革(DX)を中心に旺盛なコンサルティング業界へのニーズが継続する中、積極的な人材採用や主要顧客との取引拡大などを通じ、22.5%の大幅増収を見込む。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を40円→43円(前の期は163円)に増額し、今期も前期比7円増の50円に増配する方針とした。
  併せて、発行済み株式数の0.79%にあたる120万株または36億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

 IDOM <7599> [東証P]  ★今期経常は25%増で2期ぶり最高益、6.4円増配へ
 ◆24年2月期の連結経常利益は前の期比12.8%減の158億円になったものの、続く25年2月期は前期比25.1%増の198億円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は大型店15店舗を新規出店するほか、前期に出店した大型店なども寄与し、8.7%の増収を見込む。価格改定の精度向上や小売りに伴う付帯収益増加の取り組みを継続することも大幅増益につながる。
  併せて、前期の年間配当を33.16円→34.19円(前の期は42.5円)に増額し、今期も前期比6.44円増の40.63円に増配する方針とした。

 アステナHD <8095> [東証P]  ★上期最終を一転黒字に上方修正
 ◆24年11月期上期(23年12月-24年5月)の連結最終損益を従来予想の1.3億円の赤字→3.4億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。重点顧客の受注拡大や高付加価値化による利益率の向上などでファインケミカル事業の利益が大幅に伸長することが要因。医薬事業における薬価上昇に加え、広告宣伝費などが想定を下回ることも上振れに貢献する。

 高島屋 <8233> [東証P]  ★今期経常は8%増で2期連続最高益、株式分割も発表
 ◆24年2月期の連結経常利益は前の期比42.5%増の491億円に拡大して着地。続く25年2月期も前期比7.7%増の530億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は百貨店事業で国内顧客とインバウンドの売上高拡大を見込むほか、商品利益率の改善やコスト削減で採算も上向く。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を34円→37円(前の期は26円)に増額修正した。併せて、8月末時点の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。今期の配当は30円と実質8.1%増配となる方針とした。
  また、27年2月期に営業利益を575億円(前期実績は459億円)を目指す中期経営計画を策定。加えて、発行済み株式数の7.8%にあたる1393万1873株を4月26日に消却することも明らかにした。


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