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【経済】ADP雇用統計を受けて米株先物は売りの反応 利下げ期待の後退を正当化

*米株価指数先物(6月限)(NY時間08:25)(日本時間21:25)
ダウ先物 39485(-23.00 -0.06%)
S&P500 5253.75(-6.75 -0.13%)
ナスダック100先物 18291.75(-38.25 -0.21%)

*米国債利回り(NY時間08:35)(日本時間21:35)
米2年債  4.718(+0.029)
米10年債 4.393(+0.044)
米30年債 4.538(+0.043)
期待インフレ率  2.374(+0.009)
※期待インフレ率は10年債で算出

 日本時間21時15分に発表になった3月のADP雇用統計は18.4万人増と予想を上回る伸びとなった。これを受けて米株式先物市場は売りの反応を見せている。米国債利回りは上昇の反応。

 ADP雇用統計は、7月以来の大幅な雇用増を記録し、一部の賃金上昇も加速した。転職者の賃金上昇率が引き続き加速し、前年比10%増と7月以来最大の伸びとなった。一方、同じ職場で働き続けた労働者の賃金は5.1%増で、前月と変わらなかった。ADPは声明で「インフレは冷え込んでいるが、データは財とサービスの両方で給与が上昇していることを示している」と述べた。転職者の賃金が最も上昇したのは、建設業、金融サービス業、製造業。

 金曜日の米雇用統計を前に、市場はFRBの利下げ期待を後退させているが、今回のデータはそれを正当化する内容となっている。

*ADP雇用者数(3月)21:15
結果 18.4万人(前月比)
予想 15.2万人 前回 15.5万人(14.0万人から修正)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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