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【通貨】豪ドル週間見通し:底堅い展開か、利下げ時期めぐり消費者物価などの発表に注


■上昇、日銀の緩和的環境継続で円売り継続

今週の豪ドル・円は上昇し、一時100円を突破した。日本銀行はマイナス金利の解除や長短金利操作の終了などを決める一方、長期国債の買い入れは継続し、当面は緩和的な金融環境を継続する方針も示したことを受けて豪ドル買い・円売りが強まった。2月雇用統計は予想以上に改善したことも豪ドル買い材料になった。取引レンジ:97円58銭-100円17銭。

■底堅い展開か、利下げ時期めぐり消費者物価などの発表に注目

来週の豪ドル・円は底堅い展開か。豪準備銀行(中央銀行)は、政策金利の据え置きを決定したが、追加利上げの可能性について言及がなかった。しかし、2月の失業率は大きく低下し、雇用者数は大幅増となったことにより、早期利下げ観測は後退。2月の消費者物価指数が前回実績を上回った場合、豪ドル買いが強まる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・27日:2月消費者物価指数(1月:前年比+3.4%)
・28日:2月小売売上高(1月:前月比+1.1%)

予想レンジ:97円50銭-100円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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