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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差の早期縮小は期待薄


■強含み、日銀は緩和的な金融環境を当面維持する方針

今週のポンド・円は強含み。日本銀行はマイナス金利の解除などを決める一方、当面は緩和的な金融環境を継続する方針を示したことで円売りが強まった。ただ、3月21日開催の英中央銀行金融政策委員会(MPC)の会合で利上げ支持が1名となり、ベイリー総裁は「英国経済が利下げを開始する正しい方向に動いている」と指摘したことでポンド買い・円売りは縮小。取引レンジ:189円54銭-193円54銭。

■下げ渋りか、日英金利差の早期縮小は期待薄

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行による年内利下げの可能性は高いとみられるため、リスク選好的なポンド買いは縮小か。ただし、日本銀行は金融正常化をすみやかに進めることに慎重であり、日英金利差の早期縮小は期待できないことから、ポンド売りが一段と強まる状況ではないとみられる。

○発表予定の英国の主要経済指標・注目イベント
・特になし

予想レンジ:189円00銭-193円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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