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【通貨】今日の為替市場ポイント:欧州通貨安を受けてドルは下げ渋る可能性

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

21日のドル・円は、東京市場では151円30銭から150円27銭まで下落。欧米市場では150円87銭まで売られた後、151円75銭まで反発し、151円62銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に151円台で推移か。欧州通貨安を意識して、ドルは下げ渋る可能性がある。

英中央銀行は21日に開いた会合で政策金利を5.25%に据え置くことを決めた。全会一致の決定ではなかったが、前回会合で利上げを支持していた委員2名が金利据え置きを支持し、将来的な利下げの可能性が高まった。報道によるとベイリー総裁は、「インフレ減速を示す心強い兆候がさらに出ている」、「まだ金利を下げられる段階にはないが、状況は正しい方向に進んでいる」と述べている。英国のインフレ減速につながる新たな材料が提供された場合、英中央銀行は金利引き下げに着手し、年内複数回の利下げが予想される。スイス中央銀行は大方の予想よりも早く利下げを開始しており、今年半ば頃には欧州、英国、米国が金融緩和に動くことになりそうだ。

《CS》

 提供:フィスコ

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