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【市況】株価指数先物【昼】 SQ値クリアでショートカバーを誘う


 日経225先物は11時30分時点、前日比330円高の3万9690円(+0.83%)前後で推移。寄り付きは3万9540円と、シカゴ日経平均先物(6月限)清算値(3万9530円)にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万9310円まで売られ、下落に転じる場面も見られたが、すぐさま切り返す展開となった。終盤にかけて上げ幅を広げ、一時3万9720円まで買われた。

 日経225先物は、米国市場の流れを受けて、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型をけん引する格好からロングが強まった。寄り付き直後に乱高下を見せたものの、押し目待ち狙いの買い意欲の強さがうかがえた。また、SQに絡んだ売買では、日経平均型が買い越し、TOPIX型が売り越しとなり、SQ値は概算で3万9863.92円だった。日経平均株価がSQ値を上回ったことで、ショートカバーの動きを強める形になったようだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.63倍に上昇した。前日に25日移動平均線水準まで一気に低下したこともあり、テクニカル面でもリバランスが入りやすいタイミングだった。

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