日本社宅サービス <
8945> [東証M] が7月15日大引け後(18:30)に業績・配当修正を発表。16年6月期の連結経常利益を従来予想の4.7億円→6.4億円(前の期は6.5億円)に36.8%上方修正し、減益率が28.2%減→1.8%減に縮小する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.4億円→3.2億円(前年同期は3.8億円)に2.2倍増額し、減益率が60.9%減→15.5%減に縮小する計算になる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の26円→34円(前の期は25円)に大幅増額修正した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
平成28年6月期の連結業績予想につきましては、売上高は主に施設総合管理事業において小規模修繕工事が若干計画を下回ったことに加え、付帯サービスの一部に計画遅れが発生したこと、及び社宅管理事務代行事業における受託収入が順調に推移し計画を上回ったものの、新規事業拡大に向けた付帯サービスの進捗が計画に届かなかったことにより、前回発表予想を若干下回る結果となりまし
»続く
た。 利益につきましては、将来に向けた体制整備のための人材採用が計画より遅れたこと、及び一部経費の執行時期が次期以降にずれ込んだことにより、前回発表予想を上回る見込みとなりました。
当社は、中長期の経営視点から、「連結業績を勘案した上で、安定的かつ継続的な配当」を行うことを基本方針とし、中期経営計画(5ヵ年計画)において目標連結配当性向を30%以上、DOE(連結株主資本配当率)を3.5%以上としております。 この方針に基づき、また通期業績予想及び将来の財務状況等を踏まえ見通した結果、中期経営計画の進捗への影響が概ねないことから、株主の皆様への利益還元を重視し、当期(平成28年6月期)の期末配当予想を前回予想(平成27年8月14日発表)の1株当たり26円から2円増配し、1株当たり28円とすることといたしました。 また、当社は平成27年9月2日に上場10周年を迎えました。つきましては、これまでご支援いただいた株主の皆様に感謝の意を表すため、平成28年6月期の期末配当において、1株当たり6円の記念配当を実施することといたしました。 これにより、平成28年6月期の期末配当金を1株当たり普通配当28円、記念配当6円の合計34円とする議案を平成28年9月下旬開催の第18期定時株主総会に付議する予定であります。
業績予想の修正
今下期【修正】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
旧 16.01-06 |
3,912 |
143 |
149 |
83 |
19.43 |
26 |
16/02/05 |
新 16.01-06 |
3,684 |
317 |
322 |
209 |
48.16 |
34 |
16/07/15 |
修正率 |
-5.8 |
2.2倍 |
2.2倍 |
2.5倍 |
2.5倍 |
|
(%) |
今期【修正】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
旧 2016.06 |
7,247 |
450 |
470 |
302 |
70.69 |
26 |
15/08/14 |
新 2016.06 |
7,019 |
624 |
643 |
428 |
98.62 |
34 |
16/07/15 |
修正率 |
-3.1 |
+38.7 |
+36.8 |
+41.7 |
+39.5 |
|
(%) |
※単位:売上高、営業益、経常益、最終益…「百万円」。1株益、1株配は「円」。率は「%」
※最新予想と従来予想との比較
今期の業績予想
下期業績
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
15.01-06 |
3,496 |
345 |
381 |
224 |
53.7 |
25 |
15/08/14 |
予 16.01-06 |
3,684 |
317 |
322 |
209 |
48.2 |
34 |
16/07/15 |
前年同期比 |
+5.4 |
-8.1 |
-15.5 |
-6.7 |
-10.2 |
|
(%) |
今期【予想】
決算期 |
売上高 |
営業益 |
経常益 |
最終益 |
1株益 |
1株配 |
発表日 |
2014.06 |
6,383 |
548 |
605 |
305 |
76.5 |
20 |
14/08/12 |
2015.06 |
6,629 |
612 |
655 |
394 |
94.5 |
25 |
15/08/14 |
予 2016.06 |
7,019 |
624 |
643 |
428 |
98.6 |
34 |
16/07/15 |
前期比 |
+5.9 |
+2.0 |
-1.8 |
+8.6 |
+4.3 |
|
(%) |
※最新予想と前期実績との比較。予想欄「-」は会社側が未発表。
※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。