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ダウ平均は小幅に4日続落 IT・ハイテク株には買い戻しも 全般的に小康状態=米国株前半

NY株式22日(NY時間13:33)
ダウ平均   33877.62(-73.90 -0.22%)
ナスダック   13561.17(+58.97 +0.44%)
CME日経平均先物 33450(大証終比:+280 +0.84%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に4日続落。きょうはパウエルFRB議長の上院での議会証言が行われていたが、「FOMC参加者の大多数があと2回の利上げ見込んでいる」と述べていた。英中銀が本日の政策委員会(MPC)で予想外の0.50%ポイントの大幅利上げを実施するなど、各国中銀が想定以上の利上げに動く中、高値警戒感が出ている米株式市場にとっては利益確定売りのきっかけとなっているようだ。

 市場からは「金利が長期的に上昇すれば景気後退リスクは間違いなく高まる。しかし、リスク資産はそれを反映していない」といった声も聞かれる。市場は今年にかけての上昇後、さらなるリスクテイクが正当化されるかどうかを再評価している。米国ではもう一段の引き締めが予想される中、ハードランディングへの懸念が再燃しているという。

 一方、IT・ハイテク株には買い戻しが入り、ナスダックは反発。ソフトランディングへの期待も引き続き根強い中、投資家は乗り遅れまいと下値を買っているようだ。テスラ<TSLA>は米大手証券のアナリストが投資判断を「中立」に引き下げたことで売り先行で始まったもののプラス圏に浮上。また、アマゾン<AMZN>が上昇をけん引。アナリストがクラウドと広告ビジネスを前向きに捉えていたことで買いが膨らんでいる模様。

 ただ、米株式市場は6月に強気相場に突入したが、今年の出来高は昨年に比べて減少しており、これから典型的な夏枯れ相場を迎える中、投資家はこの上昇を積極的に買うべきではないといった主張も聞かれる。

 市場も次の行動に戸惑う中で米株式市場は全般的に小康状態になっているようだ。

 ボーイング<BA>が下落。同社最大のサプライヤーであるスピリット・エアロシステムズ<SPR>が労働組合員によるストライキの投票後、生産を一時停止したことが嫌気されている。スピリットは2005年にボーイングから事業分離された。スピリット株も下落。

ボーイング<BA> 206.99(-5.09 -2.40%)
スピリット・エアロ<SPR> 27.21(-2.47 -8.32%)

アップル<AAPL> 185.72(+1.76 +0.96%)
マイクロソフト<MSFT> 337.26(+3.70 +1.11%)
アマゾン<AMZN> 129.06(+4.23 +3.39%)
アルファベットC<GOOG> 122.31(+1.05 +0.87%)
テスラ<TSLA> 262.30(+2.84 +1.09%)
メタ・プラットフォームズ<META> 278.85(-2.79 -0.99%)
AMD<AMD> 110.77(-1.34 -1.20%)
エヌビディア<NVDA> 430.64(+0.19 +0.04%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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