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富田隆弥の【CHART CLUB】 「日柄調整の展開を想定」


株式評論家 富田隆弥

◆4月相場は厳しい展開となり、日経平均株価は19日に3万6733円まで調整した。だが、昨年10月安値(3万0487円)から今年3月高値(4万1087円)まで6カ月弱で実に1万0600円(34.7%)上昇し、史上最高値を更新している。これを踏まえれば、ここでの調整はやむを得ず、3分の1押し(3万7550円)から半値押し(3万5800円)程度は想定内の調整と言える。

◆ただ、信用買い残高(4月19日申し込み時点、東京・名古屋2市場、制度信用と一般信用の合計)が4兆8645億円と18年ぶりの高水準に増加している。春先からAI(人工知能)相場、新NISA(少額投資非課税制度)の盛り上がりを背景に買い意欲を強めてきたが、この調整で評価損益率は-7.64%と3月22日時点の-2.55%から悪化傾向が見て取れる。それを踏まえると、少し調整が長引くことも否めない。

◆週足チャートを見ると、23年1月安値の2万5661円から大きく二段上げを形成。さらに、少し長い期間の月足チャートを見ると、20年3月安値の1万6358円からやはり大勢二段上げを演じている。今回はこうした二段上げ達成の後でもあり、「日柄調整」を加味して相場を展望すべきと思われる。

◆ちなみに、昨年は6月19日高値から10月下旬まで日柄調整に4カ月を要し、一昨年は21年9月高値から22年3月までおよそ半年を必要とした。週足の順位相関指数(RCI)の13週線や26週線が底値圏に到達するのに3カ月~半年かかるので、今回も夏相場を終えるまで日柄調整を強いられる可能性がある。

◆その間、日経平均株価は上げたり下げたり、乱高下するだろう。米国や為替、商品などの他市場もボラティリティ(変動率)を高めている。個別銘柄への投資はそれを踏まえて機敏に対応することになる。

(4月25日 記、次回更新は5月11日10時を予定)

情報提供:富田隆弥のチャートクラブ


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