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話題株ピックアップ【夕刊】(2):信越化、NESIC、SCSK

■椿本興業 <8052>  4,985円  +215 円 (+4.5%)  本日終値
 椿本興業<8052>が大幅続伸。前週末27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を1000億円から1070億円(前期比0.9%減)へ、営業利益を42億5000万円から50億円(同2.0%減)へ、純利益を30億5000万円から37億5000万円(同2.3%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間30円・期末110円の年140円から中間40円・期末120円の年160円(前期150円)へ引き上げたことが好感された。納期管理などを徹底した結果、グループ全体の受注残高をスムーズに売り上げ計上することができたことが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高558億9300万円(前年同期比8.0%増)、営業利益26億3600万円(同16.3%増)、純利益19億2700万円(同16.9%増)だった。

■信越化学工業 <4063>  4,491円  +189 円 (+4.4%)  本日終値
 信越化学工業<4063>が大幅続伸、全体地合い悪のなか強さを発揮。同社が前週末27日に発表した4~9月期決算は、最終利益が前年同期比23%減の3014億3900万円と2割強の減益を強いられるなど低調な内容だった。ただ、半導体向けシリコンウエハーについては、メモリー市況の低迷が続くなかも長期契約により影響を限定的なものにとどめた。また、ウエハー市況について会社側が7~9月期が大底との見方を示していることも伝わり、株価にポジティブに働いたもようだ。

■NECネッツエスアイ <1973>  2,057円  +84 円 (+4.3%)  本日終値
 NECネッツエスアイ<1973>が後場急上昇。午前11時30分ごろに発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高1551億9500万円(前年同期比8.8%増)、営業利益62億2400万円(同34.1%増)、純利益36億円(同33.4%増)と大幅増益となったことが好感された。通信事業者の投資抑制が厳しさを増したものの、製造業や公共向けが拡大したほか、官公庁や海外向け大型案件の受注も寄与した。24年3月期通期業績予想は、売上高を3400億円から3500億円(前期比9.1%増)へ上方修正した。上期において、想定に織り込んでいなかった官公庁向けの大型受注を獲得したことが要因という。ただ、同プロジェクトは機器提供が中心となり利益貢献が軽微であることから、営業利益240億円(同5.5%増)、純利益140億円(同1.4%増)の従来見通しを据え置いている。

■SCSK <9719>  2,584円  +85 円 (+3.4%)  本日終値
 SCSK<9719>が続伸。前週末27日の取引終了後、24年3月期の連結業績予想について、売上高を4700億円から4750億円(前期比6.5%増)へ、営業利益を540億円から565億円(同10.0%増)へ、純利益を380億円から395億円(同5.9%増)へ上方修正したことが好感された。顧客企業の戦略的投資需要や基幹システム再構築需要などを背景に、特に製造業や流通業を中心としたIT投資需要及び案件動向が想定を上回って堅調に推移していることが要因としている。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高2311億9600万円(前年同期比8.5%増)、営業利益269億2600万円(同19.6%増)、純利益184億6800万円(同13.8%増)だった。

■大東建託 <1878>  15,660円  +365 円 (+2.4%)  本日終値
 大東建託<1878>が後場プラスに転換。午前11時30分ごろ、上限を400万株(発行済み株数の5.85%)、または500億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は11月1日から来年9月30日までで、資本効率の向上と株主への利益還元を目的としているという。同時に、第2四半期累計(4~9月)連結決算を発表しており、売上高8371億2400万円(前年同期比4.0%増)、営業利益520億3000万円(同0.9%増)、純利益389億8900万円(同7.5%増)となった。主力の建設事業で資材価格の高騰や円安などの影響を受けたものの、工事が順調に進捗したことが牽引役となった。なお、24年3月期通期業績予想は、売上高1兆7150億円(前期比3.5%増)、営業利益1030億円(同3.0%増)、純利益730億円(同3.8%増)だった。

■中部電力 <9502>  1,830円  +40.5 円 (+2.3%)  本日終値
 中部電力<9502>が反発した。前週末27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせて通期業績予想を見直した。最終利益の見通しをこれまでの2600億円から3300億円(前期比8.6倍)に上方修正したことが株価の刺激材料となったようだ。中部電力ミライズにおける電源調達コストの削減や、中部電力パワーグリッドでの需給調整に関する費用の減少効果を織り込んだ。売上高の見通しは据え置いた。

■日本ガイシ <5333>  1,807.5円  +38.5 円 (+2.2%)  本日終値
 日本ガイシ<5333>はしっかり。前週末27日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。経常利益の見通しを530億円から580億円(前期比12.0%減)に引き上げた。更に、取得総数850万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.8%)、取得総額150億円を上限とする自社株買いも発表しており、株価の支援材料となったようだ。今期の売上高予想は5650億円から5750億円(前期比2.8%増)に見直した。円安効果に加え、エンバイロメント事業の需要が堅調なこともあって、収益が上振れる見通しとなった。自社株買いの取得期間は10月30日から24年2月29日までとする。

■レーザーテック <6920>  25,810円  +410 円 (+1.6%)  本日終値
 レーザーテック<6920>が強弱観対立のなか売り買い交錯。前週末は値ごろ感からの買いが入り7日ぶりに反発したが、きょうは上値の重い展開で25日移動平均線近辺での攻防となった。前週末の米国株市場ではNYダウが大幅続落となったものの、EC大手のアマゾン<AMZN>が好決算を受けて大幅高に買われたこともあって、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数はプラス圏で引けた。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も1.2%高と反発しており、東京市場でも半導体関連株は下値を拾う動きが観測される。そのなか、売買代金で群を抜くレーザーテクの存在感が大きい。同社はあす31日に決算発表を控えており、この内容にもマーケットの関心が高い。

■西松建設 <1820>  3,584円  +53 円 (+1.5%)  本日終値
 西松建設<1820>が後場プラス圏に切り返す。午後2時ごろ、4~9月期業績予想の修正を発表。売上高を1950億円から1909億円(前年同期比21.4%増)へ引き下げた一方、営業利益を70億円から99億円(同2.0%増)へ引き上げており、これが好感された。国内土木工事で設計変更を前倒しで獲得できたことや、アセットバリューアッド事業で下半期に計画していた不動産の売却が前倒しで実現したことが利益を押し上げる。なお、通期の増収増益見通しに変更はない。

■キーコーヒー <2594>  2,027円  +7 円 (+0.4%)  本日終値
 キーコーヒー<2594>が後場終盤になってプラスに転換。午後2時ごろ、24年3月期の連結業績予想について、営業利益を7億円から10億円(前期比4.1倍)へ、純利益を5億円から8億円(同4.6倍)へ上方修正したことが好感された。売上高は750億円(同18.5%増)の従来見通しを据え置いたものの、新型コロナウイルスの分類変更やインバウンド需要の増加により取引先へのコーヒー及び業務用食材の販売量が増加し、上期業績が好調に推移していることなどから業績予想を見直したという。同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高374億8000万円(前年同期比23.7%増)、営業利益10億4100万円(同2.0倍)、純利益7億8600万円(同71.8%増)だった。なお、中間配当は従来予想の5円から7円へ引き上げられ、年間配当は12円(前期10円)を予定している。

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