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株価指数先物【昼】 節目突破でショートカバーを誘う流れ


 日経225先物は11時30分時点、前日比340円高の3万2550円(+1.05%)前後で推移。寄り付きは3万2420円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2420円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。買い一巡後は利食い優勢の流れとなり、中盤にかけて3万2340円まで上げ幅を縮める場面も見られた。しかし、25日移動平均線を上回っての推移を継続するなか、為替市場では1ドル=146円10銭辺りまで円安に振れたほか、香港ハンセン指数が1%を超える上昇で推移するなか、終盤にかけてリバウンド基調を強めており、一時3万2570円まで上げ幅を広げた。

 日経225先物は買い一巡後に利食いの場面も見られたが、終盤にかけてのリバウンドにより節目の3万2500円を突破したことから、ショートカバーを誘う流れとなったようだ。オプション権利行使価格の3万2500円を上回っての推移が継続するようだと、8月14日の戻り高値3万2810円が目先のターゲットとなり、権利行使価格の3万2500円から3万2875円とのレンジが意識されよう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.01倍に上昇した。小動きではあるが、日経225先物が3万2500円処での底堅さが見られるようだと、NTショートを巻き戻す動きを強めてくる可能性はありそうだ。

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