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ダウ平均は上げ一服も本日高値圏での推移が続く=米国株後半

NY株式29日(NY時間15:32)
ダウ平均   33220.24(+344.53 +1.05%)
ナスダック   10487.61(+274.32 +2.69%)
CME日経平均先物 26305(大証終比:+325 +1.24%)

 NY時間の終盤に入って、ダウ平均は上げは一服しているものの、本日高値圏での推移が続いている。きょうのNY株式市場でダウ平均は一時400ドル超反発。特段の買い材料はないが、年末に向けてのポジション整理が一段落したのか、この日の米新規失業保険申請件数が前回から増加したことを材料に、本日はIT・ハイテク株を含め、買い戻しが強まっている。本日はS&P500採用銘柄の95%が上昇しており、全面高の状況。

 ただ、米株式市場に対してネガティブな見方は依然として多く、きょうの上げはミニ・サンタクロース・ラリーだとの声も聞かれる。リバウンドの期限は過ぎており、最近の弱さの多くはサンタクロース・ラリーが実現しなかった後、さらに損失の税金対策を行ったことで説明できるとの指摘も出ている。

 米株式市場は「米経済のソフトランディングが可能かどうか、深刻なリセッション(景気後退)に傾くとすれば、FRBがどの程度の覚悟でタカ派姿勢を維持するのか」といった不確定要素が多く、来年に向けてさらにボラティリティが高まるリスクがあるという。

 今年の主要株価指数は2008年以来最悪の年に向かっている。ダウ平均は8.8%下落し、S&P500は19.7%下落。そして、ナスダックは米国債利回りの上昇を機に成長株を手放す動きが強まり33.6%下落した。

 S&P500企業は3四半期に渡って減益となり、最近ではディフェンシブ銘柄への傾倒が続いていることからも、投資家は来年の早い時期に景気後退が実現すると見ている証拠だという。ただ、不況の深刻さはまだ未知数だが、マイルドな景気後退が予想されるという。

 テスラ<TSLA>の買い戻しがIT・ハイテク株の上げを誘導。アナリストから直近の株価下落で好機が訪れたと指摘も聞かれた。

 ネットフリックス<NFLX>が上昇。アナリストが投資判断を「売り」から「買い」に2段階引き上げた。目標株価も従来の225ドルから310ドルに引き上げ。

 鶏卵のカルメイン・フーズ<CALM>が決算を受け大幅安。売上高は予想を上回ったものの、飼料コスト高で1株利益が予想を下回った。

 バイオ医薬品のTGセラピューティクス<TGTX>が大幅続伸。前日は多発性硬化症治療薬「ブリアムビ」をFDAが承認したことで買いが強まったが、きょうも上げ幅を拡大した。

 植物性代替肉を手掛けるビヨンドミート<BYND>が5日ぶりに反発。マクドナルドが植物由来の新しいダブルマックプラントを1月4日から英国とアイルランドの全店舗で展開すると発表したことで買戻しを強めた。

 皮膚炎の治療薬を手掛けるホス・セラピューティクス<HOTH>が急騰。上皮成長因子受容体の阻害剤治療に伴う発疹や皮膚障害の治験薬「HT-001」の治験新薬(IDN)申請がFDAに受理されたことが材料視された。

ネットフリックス<NFLX> 290.70(+13.82 +4.99%)
カルメイン・フーズ<CALM> 52.94(-9.25 -14.87%)
TG<TGTX> 10.15(+1.69 +19.99%)
ビヨンド・ミート<BYND> 12.60(+1.26 +11.07%)
ホス<HOTH> 10.60(+6.20 +140.91%)
ハイゾン<HYZN> 1.66(+0.26 +18.21%)

アップル<AAPL> 130.05(+4.01 +3.18%)
マイクロソフト<MSFT> 241.37(+6.84 +2.92%)
アマゾン<AMZN> 84.36(+2.54 +3.10%)
アルファベットC<GOOG> 89.26(+2.80 +3.24%)
テスラ<TSLA> 121.04(+8.33 +7.39%)
メタ・プラットフォームズ<META> 120.75(+5.13 +4.44%)
AMD<AMD> 65.11(+2.54 +4.05%)
エヌビディア<NVDA> 146.28(+5.92 +4.22%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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