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【市況】NY債券:米長期債相場は弱含み、インフレ高止まりを警戒


10日の米国長期債相場は弱含み。米ミシガン大学がこの日発表した5月の消費者信頼感指数(速報値)は、67.4に低下したが、1年先と5年先の期待インフレ率は4月実績を上回ったことが債券利回りの上昇につながったようだ。イールドカーブはフラットニング気配。

CMEのFedWatchツールによると、10日時点で9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は61%程度。11月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は75%程度。10年債利回りは4.463%近辺で取引を開始し、一時4.441%近辺まで低下したが、4.506%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.496%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は-36.70bp近辺、2-30年は-22.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.87%(前日比:+6bp)、10年債利回りは4.50%(前日比+4bp)、30年債利回りは、4.64%(前日比:+3bp)で取引を終えた。

《MK》

 提供:フィスコ

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