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【市況】15日の米株式市場の概況、NYダウ6日続落 イスラエル報復意向伝わり再びリスク回避

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の米株式市場では、NYダウが前週末比248.13ドル安の3万7735.11ドルと6日続落した。イランがイスラエルに対しドローンやミサイルによる攻撃を仕掛けたことに対し、イスラエルが報復に乗り出す意向だと伝わり、主力株にリスク回避目的の売りが広がった。また、3月の米小売売上高が市場予想を上回る伸びとなり、米景気の底堅さを背景に米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げに踏み切りにくくなるとの見方が広がった。米長期金利が一時4.6%台に上昇したことはハイテク株の重荷となった。朝方は買い戻しが優勢となり、NYダウの上げ幅は一時400ドルを超えた。

 セールスフォース<CRM>が大幅安。ビザ<V>やホームデポ<HD>が売られ、ハネウェル・インターナショナル<HON>やウォルト・ディズニー<DIS>、ボーイング<BA>が軟調だった。一方、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が高く、アルコア<AA>がしっかり。ナイキ<NKE>やユナイテッドヘルス・グループ<UNH>が上昇し、メディカル・プロパティーズ・トラスト<MPW>が急伸した。

 ナスダック総合株価指数は290.075ポイント安の1万5885.019と大幅続落した。アップル<AAPL>やエヌビディア<NVDA>、メタ・プラットフォームズ<META>が水準を切り下げ、マイクロソフト<MSFT>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>が冴えない展開。テスラ<TSLA>やトランプ・メディア&テクノロジー・グループ<DJT>、マリナス・ファーマシューティカルズ<MRNS>が下値を模索した。半面、インテル<INTC>は堅調に推移した。

出所:MINKABU PRESS

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