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【市況】26日の株式相場見通し=反落、3万1000円台割れが視野

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 26日の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に売り優勢の展開となり、日経平均株価は反落する展開が予想される。フシ目の3万1000円台を割り込む可能性がある。前日の米国株市場では米長期金利が再び上昇に転じており、4.9%台後半まで水準を切り上げ、これを嫌気してハイテク系グロース株への売りがかさむ展開となった。NYダウが反落したほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は下落率が2.4%強に達し、下落率でダウを大幅に上回った。個別企業では決算発表によって明暗を分けており、マイクロソフト<MSFT>は予想を上回る決算内容を好感され一時5%近い上昇をみせたが、アルファベット<GOOGL>が一時10%弱の急落、またテキサス・インスツルメンツ<TXN>も大きく売りに押され全体指数の下落を助長した。東京市場でも米ハイテク株安の影響を受け、日経平均は下値模索の動きが避けられそうにない。外国為替市場で1ドル=150円台まで急速に円安方向に振れたことが、輸出セクターには追い風材料となることも考えられるが、押し目に積極的に買い向かう動きは限定的となりそうだ。

 25日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比105ドル45セント安の3万3035ドル93セントと反落。ナスダック総合株価指数は同318.651ポイント安の1万2821.224だった。

 日程面では、きょうは9月の企業向けサービス価格指数など。海外では7~9月期韓国GDP、トルコ中銀の政策金利発表のほか、ECB理事会の結果発表とラガルドECB総裁の記者会見、7~9月期米GDP速報値、9月の米耐久財受注額、9月の米仮契約住宅販売指数、週間の米新規失業保険申請件数など。

出所:MINKABU PRESS

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