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【市況】今週の【特異日&変化日】カレンダー(5月23日-27日)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

―アノマリーが語る「上げやすい日、下げやすい日」―

 ここでの「特異日」とは、日経平均の日足が前日比で上げた場合を「勝ち」、下げた場合を「負け」とした時、過去10年間で「7勝以上」「7敗以上」の偏りを示す、経験則上、上昇・下落しやすい日を指します。

【前週(5月16日-20日)】
 前週は、週明け16日(月)が唯一の特異日で「2勝8敗」と弱気を示唆していましたが、前の週末13日に234円下げた反動もあって54円高と反発。翌17日も186円高と続伸したものの、11日から続く保ち合いの高値ゾーンで頭打ち。

 一目均衡表(日足)の先行スパン1と2が交錯する19日に付けた週内の高値1万6841円も、この上値抵抗で頭を抑えられてしまいました。19日は4月8日安値から基本数値「26日」を数える「変化日」でもあったのですが、現時点では大きなトレンド変化につながる兆しは読み取れません。

【今週(5月23日-27日)】
 さて今週は、25日(水)が「3勝7敗」のマイナスの特異日である一方、26日(木)が「8勝2敗」、27日(金)が「7勝3敗」と週末にかけてプラスの特異日が連続しています。

 テクニカル面では、27日は5月2日安値から基本数値17日が到来する変化日であるほか、この週には週足の先行スパン1と2も交錯するだけに注目されます。

 さらにイベント面では何と言っても、26-27日に開かれるG7伊勢志摩サミットが焦点となります。こうして見ていくと、やはり今週末にかけて、あるいは来週週明けにもトレンドに何らかの変化が表れてもおかしくないポイントといえそうです。

△【 7勝以上 】
  5月26日(木) ○8-●2:伊勢志摩サミット
  5月27日(金) ○7-●3:伊勢志摩サミット、米GDP改定値
▲【 7敗以上 】
  5月25日(水) ○3-●7

※○は「勝ち(前日比プラス)」、●は「負け(前日比マイナス)」を表し、例えば「○7-●3」は7勝3敗を意味します。

 【一目均衡表:変化日】
 5月23日 17(4/25H)
 5月27日 17(5/2L)

※5月23日の「17(4/25H)」は4月25日高値(H)から基本数値「17」日目の到来を意味する。同様に、5月27日は5月2日の安値(L)から「17」日目となる。

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