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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):日野自、日写印、ヤマハ、スタートトゥ

日写印 <日足> 「株探」多機能チャートより
■日野自動車 <7205>  1,101円  +11 円 (+1.0%)  本日終値
 日野自動車<7205>が小幅続伸。丸三証券では、インドネシアを中心とするASEANでの販売回復への期待や古河工場の17年本格稼働開始予定、トータルサポート強化等により、中期的に営業利益率上昇を予想。17年3月期は円高や古河工場関連費用などで大幅減益となる見通しも、中期的な視点では成長期待が大きいと解説。レーティング「買い」を継続、目標株価は1450円から1200円に引き下げている。

■日本写真印刷 <7915>  2,389円  +22 円 (+0.9%)  本日終値
 日本写真印刷<7915>は3日続伸。日証金が18日付から日写印株を貸株利用など貸借取引で注意喚起銘柄に指定すると発表した。信用取引の規制強化に伴って、売買の自由度が制限されるとの見方があるなかで、堅調な推移となっている。

■ヤマハ <7951>  3,180円  +25 円 (+0.8%)  本日終値
 ヤマハ<7951>が3日続伸。同社は18日、京浜急行電鉄<9006>や東京都交通局と開発した、音響通信を使って多言語の文字情報をスマートフォンへ提供するシステム「おもてなしガイド」を活用した実証実験を開始することを発表した。今回の実験は、首都圏の鉄道では初めての試みで、2局社の駅構内や車内などで流れる自動放送などを多言語の文字情報として訪日外国人利用者に提供していくことで、羽田空港から都心へのシームレスな多言語案内の実現を目指していく。

■スタートトゥデイ <3092>  4,730円  -380 円 (-7.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 18日、スタートトゥデイ <3092> が前澤友作社長による590万株の海外売り出しを実施すると発表したことが売り材料視された。売り出し株式数が発行済み株式数の5.5%におよぶ規模とあって、株式の需給悪化が懸念された。売出価格は1株4700円。

■国際石油開発帝石 <1605>  852.7円  -53.4 円 (-5.9%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>、JXホールディングス<5020>といった石油関連株が安い。18日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサ ス・インターミディエート)の期近6月物が前日比0.12ドル安の1バレル48.19ドルに反落した。時間外取引では47.50ドル前後まで値を下げている。前日のニューヨーク市場での米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の公表を受け、米国の6月利上げ観測が高まったことから、1ドル110円台へドル高が進んだ。原油とドルは逆相関関係があり、ドルの上昇場面では原油価格は下落することが見込まれるため、この日は石油関連株全般に売りが膨らんだ。

■ケーズホールディングス <8282>  3,515円  -195 円 (-5.3%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 ケーズホールディングス<8282>が反落。ドイツ証券が18日付のリポートで、投資評価「ホールド」を継続したものの、目標株価を4500円から4000円へ引き下げたことが嫌気されている。ドイツ証券では、17年4月の消費増税の延期を想定し、家電製品に対する支出の優先度の低下や消費動向の不透明感などの要素を織り込み、国内家電市場の見通しを引き下げている。同社についても店舗純増数の想定を25店から22店に見通しを引き下げており、これらに伴い、17年3月期売上高を7264億円から6645億円へ、経常利益を383億円から286億円へ予想を下方修正した。

■タムロン <7740>  1,515円  -54 円 (-3.4%)  本日終値
 タムロン<7740>が続落し、年初来安値を更新。ドイツ証券は18日、同社株の投資評価を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。目標株価は2700円から1500円に見直している。主力事業である自社ブランド交換レンズは1~3月期の欧州での販売が想定よりも弱かったとみられることを懸念。欧州最大の市場であるドイツも軟調となっており「欧州交換レンズ市場の本格回復には時間がかかるだろう」とみている。同証券では16年12月期の連結営業利益を46億円と予想し、会社計画(51億円)からの下方修正を見込んでいる。

■ヤマダ電機 <9831>  506円  -18 円 (-3.4%)  本日終値
 ヤマダ電機<9831>が続落。ドイツ証券がこの日付のリポートで、投資評価「ホールド」を継続したものの、目標株価を650円から600円へ引き下げたことが嫌気されている。特別損失を増額したことで当期利益は減額となった点が主な株価引き下げの要因としている。ただ、IoTを主要施策に掲げた成長戦略で安定的な利益創出が継続すると予想。配当利回りのサポートもあり、株価の下値余地は限定的という。

■青山商事 <8219>  4,030円  -105 円 (-2.5%)  本日終値
 青山商事<8219>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は同社について、16年3月期はほぼ予想線で着地したが、消費増税延期を前提に業績予想を見直すとのリポートをリリース。17年3月期の営業利益予想を227億円(前期比6.4%増、前回予想は256億5900万円)、18年3月期は250億円(同10.1%、同258億3600万円)としている。今後の業績成長の注目点として、「主力のビジネスウェア事業がレディススーツなど新たな需要取り込みを図ること」「アメリカンイーグルを中心としたカジュアル事業のほか、出店加速している外食事業、その他新規事業の収益貢献」などを想定している。レーティングは「オーバーウエート」を継続、目標株価は4800円から5000円へ引き上げている。

●ストップ高銘柄
 エスクロAJ <6093>  1,594円  +300 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値
 マルマエ <6264>  850円  +150 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 プロパティエージェント <3464>  2,850円  +500 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 オービス <7827>  868円  +150 円 (+20.9%) ストップ高   本日終値
 ぷらっとホーム <6836>  4,150円  +700 円 (+20.3%) ストップ高   本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 イーター電機工業 <6891>  24円  -30 円 (-55.6%) ストップ安   本日終値
 セントラル総合開発 <3238>  308円  -80 円 (-20.6%) ストップ安   本日終値
 テイン <7217>  541円  -100 円 (-15.6%) ストップ安   本日終値
 以上、3銘柄

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