【市況】明日の株式相場見通し=市場ムード改善で続伸、売買エネルギー低迷には懸念も
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
ただ、市場関係者からは「19日の東証1部の売買代金は2兆863億円と依然として低水準のままで、日経平均株価の急反騰の割には市場エネルギーが盛り上がりに欠けている。また、15日につけた取引時間中の高値1万6928円を上回ってこないと、次のステップである1万7000円台回復には届かない」との見方が出ていた。
19日の東京株式市場は、外国為替市場でも1ドル=109円台に入る円安・ドル高の進行や、原油価格の下げ止まりなど外部環境の好転や、前日の急落相場の反動もあり日経平均株価は急反騰した。日経平均株価終値は、前日比598円49銭高の1万6874円44銭となった。
日程面では、3月と15年度の貿易統計、3月の訪日外国人客数、3月の全国コンビニ売上高、3月の粗鋼生産に注目。海外では、米3月の中古住宅販売件数、トルコ中銀金融政策決定会合が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)