【市況】明日の株式相場見通し=短期急騰の反動で一服、中期的には上昇波動復帰の動き
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
市場関係者からは「きょうの大幅上昇で、25日移動平均線(1万6595円=14日)を突破し、さらに今年になって初めて75日移動平均線(1万6844円=同)も一気に抜き去った意義は大きい。今後は急騰後の若干の波乱は想定されるものの、3月14日につけた高値1万7291円の奪回が焦点となってきた」との見方が出ていた。
14日の東京株式市場は、前日の欧米株高に加え、外国為替市場で1ドル=109円台半ばまで円安・ドル安が進行したことから、各業種の主力株を中心に広範囲く買われ、日経平均株価終値は前日比529円83銭高の1万6911円05銭と急騰し、高値引けとなった。
日程面では、ゲームサービス事業・ライフサポートサービス事業を手掛けるエディア<3935>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、日ロ外相会談に注目。海外では、中国1~3月期の国内総生産(GDP)、中国3月の鉱工業生産・小売売上高・都市部固定資産投資、米3月の鉱工業生産・設備稼働率が焦点となる。(冨田康夫)
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)