市場ニュース

戻る
 

【市況】<株式トピックス>=急激な円高進行で、輸出関連銘柄に売り懸念広がる

 17日の東京株式市場は、前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文の内容から、米利上げペースが鈍化するとの受け止めが広がり円高・ドル安が進行したことが嫌気され、日経平均株価は3日続落となった。

 さらに、現物株市場の終了した17日午後3時以降、一気に円高・ドル安が進行し、午後7時30分前後には一時、1ドル=111円10銭台へと円が急騰しており、もしこの水準が続けば、あす(18日)の東京株式市場では、輸出関連の主力銘柄に売りの動きが強まりそうだ。

 市場関係者からは「もし、今後も円相場が1ドル=111台円以上の円高水準で推移した場合、17年3月期の輸出企業の業績懸念が大きく膨らむ可能性があり、日経平均株価の大幅下落も覚悟しなければならない」との見方が出ていた。(冨田康夫)

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

株探からのお知らせ

    日経平均