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【特集】キトー Research Memo(4):チェーンブロックは国内および米州で高い市場シェア


■会社概要

(3)市場シェアと競合

チェーンブロックにおけるキトー<6409>の市場シェアは日本60%超、米国39%、カナダ50%超、中国20%超と推定されており、国内および米州で強い。一方ロープホイストにおいて同社は中国市場で比較的強いが、日本も含めた他の市場で競合他社の後塵を拝している。国内におけるロープホイストのシェアはまだ数%であるもようだ。

国内での競合は、非上場企業や中小メーカー、大手重電メーカーの事業部門など、扱う製品によって様々である。世界市場では各社扱う製品が異なり正確な統計も無いので単純な比較が出来ないものの、同社の推定ではトップがコネクレーン(フィンランド、Konecranes)、以下デマーグ(ドイツ、Demag)、コロンバスマッキノン(米国、Columbus McKinnon)と続き、同社が第4位となっているようだ。ただし、各社の製品群が異なることから、これらの企業間では競合もするが他方で協業も行われている。事実、同社はコネクレーンと資本・業務提携を行っており、コネクレーンは同社の株式約22%を保有する筆頭株主でもある。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島昇)

《FA》

 提供:フィスコ

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