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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):楽天グループ、野村、ファストリ

楽天グループ <日足> 「株探」多機能チャートより
■中部飼料 <2053>  1,382円  +184 円 (+15.4%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 中部飼料<2053>が後場急伸し、年初来高値を更新した。同社はきょう午後2時ごろ、25年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益の見通しを前期比6.8%増の42億円としていることや、年間配当計画を前期比10円増配の50円としていることが好感されたようだ。売上高予想は同10.8%減の2090億円としているが、飼料の付加価値販売の徹底、成長市場である北海道における拡販、環境に配慮した飼料の開発・販売などによる差別化飼料比率の向上、魚粉比率を大幅に低減した水産飼料の拡販、製造・販売・研究一体の強みであるスピード感を生かした提案営業の強化などに取り組むとしている。また、3カ年の中期経営計画もあわせて発表。最終年度となる27年3月期の営業利益目標は66億円に設定している。

■ユナイテッドアローズ <7606>  1,947円  +141 円 (+7.8%)  本日終値
 ユナイテッドアローズ<7606>が大幅続伸。前営業日である2日の取引終了後、4月度の売上概況(速報)を発表しており、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高は前年同月比17.0%増と4カ月連続で前年実績を上回った。堅調な月次実績を評価した買いが入ったようだ。前年に比べて休日が1日少なかった影響はあるものの、気温の上昇とともにシャツ、カットソー、ニット、ブラウスなどの夏物軽衣料が好調に推移した。また、自社ECサイトを中心に、ネット通販の売り上げの伸長も目立ち、客単価が同8.5%増となったのに加えて、客数も同18.5%増と大きく伸長した。なお、全社売上高は同14.7%増だった。

■GMO-PG <3769>  7,732円  +482 円 (+6.7%)  本日終値
 GMOペイメントゲートウェイ<3769>が3営業日ぶりに急反発。同社は2日取引終了後、オリエントコーポレーション<8585>と協業し、オリコの取引先企業に対して「オリコBtoB早払いbyGMO」の提供を開始したと発表。これが材料視されたようだ。このサービスは、オリコの取引先企業がBtoB取引において保有する債権をGMO-PGが買い取ることにより、早期に資金化するファクタリングサービス。今後もGMO-PGは事業者の成長や業務効率化などを多角的に支援するファイナンスサービスを提供していくとしている。

■楽天グループ <4755>  797.6円  +45.4 円 (+6.0%)  本日終値
 楽天グループ<4755>が3日ぶり急反発。日本経済新聞電子版が6日、1月に始まった新たな少額投資非課税制度(NISA)の口座開設数に関し、「日本経済新聞が独自に聞き取ったところ、3月末時点の開設数のシェア首位は楽天証券だった」と報じた。楽天証券を傘下に持つ楽天グループに対しては、事業への好影響を期待した買いが入ったようだ。報道によると、楽天証券は3月末時点で520万程度の口座を獲得し、全体に占める割合は約35%となったという。

■野村ホールディングス <8604>  927.8円  +51.4 円 (+5.9%)  本日終値
 野村ホールディングス<8604>が続伸。大和証券は2日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は800円から1000円に見直した。24年3月期第4半期(24年1~3月)の決算は当期利益が前年同期比7.7倍の567億5000万円となった。同証券では、この決算を踏まえて業績予想を修正し、25年3月期の同利益を2000億円から2300億円、26年3月期は2100億円から2400億円に引き上げた。リテールでは株式委託や投信募集、ホールセールではFICC(債券・為替・商品)、エクイティ、IB(投資銀行)のいずれも収益想定を増額した。更なる利益の上乗せ確度が高まれば、PBR1倍が意識される展開も想定される、とみている。

■三洋貿易 <3176>  1,560円  +86 円 (+5.8%)  本日終値
 三洋貿易<3176>が高い。京大発創薬ベンチャーのトレジェムバイオファーマ(京都市上京区)などの研究グループが世界初の「歯生え薬」の臨床試験を9月から始めると2日発表したことを複数のメディアが報じた。2030年の実用化を目指すという。報道を受け、同創薬ベンチャーに昨年出資した実績がある三洋貿易に思惑的な物色が向かったようだ。

■東京鐵鋼 <5445>  4,770円  +255 円 (+5.7%)  本日終値
 東京鐵鋼<5445>は後場に上げ幅を拡大した。7日午後2時、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績と配当予想を開示した。このうち配当に関し、前期の期末配当を従来の予想から40円増額して220円(年間270円)としたうえで、今期の年間配当予想は235円とした。加えて、取得総数13万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.46%)、取得総額5億円を上限とする自社株買いの実施も発表。これらを材料視した買いが入ったようだ。自社株の取得期間は9日から6月28日まで。24年3月期は売上高が前の期比0.5%増の796億1700万円、最終利益が同2.2倍の78億8700万円となり、それぞれ計画を上回って着地。出荷価格の上昇やコスト削減効果が奏功し、増収増益となった。25年3月期については、売上高が前期比3.6%増の825億円、最終利益が同12.5%減の69億円となる見通しを示した。

■ファーストリテイリング <9983>  42,110円  +1,290 円 (+3.2%)  本日終値
 ファーストリテイリング<9983>が3日ぶりに反発した。前営業日となる2日の取引終了後、4月度の国内ユニクロ売上速報を発表。既存店とEコマースを合わせた売上高は前年同月比18.9%増と2カ月ぶりに前年実績を上回っており、好感されたようだ。気温が高く推移したことに加えて、打ち出した商品と実需がマッチしたことで夏物商品を中心に好調な販売となった。内訳では客単価は同11.3%増と上昇。客数も同6.8%増となった。

■エクサウィザーズ <4259>  460円  +14 円 (+3.1%)  本日終値
 エクサウィザーズ<4259>は高い。この日朝方、東京都教育委員会による都立学校向け生成AI利用サービスの構築業務を提供開始すると発表した。都立学生が生成AIを利用するために必要な環境や関連業務の構築を行う。これが材料視された。

■アドバンテスト <6857>  5,222円  +115 円 (+2.3%)  本日終値
 アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連に物色の矛先が向いている。前日の米国株市場では長期金利低下を背景にハイテク株に買いが集まり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3連騰と上値指向を強めた。また、個別ではエヌビディア<NVDA>も急速な戻り足で3.8%高に買われ3連騰、900ドルを超え上場来高値も視界に入ってきた。これを受けエヌビディアと密接な取引関係にあるアドテストに追い風となっているほか、生成AI市場の拡大で商機が高まっているディスコにも投資マネーが誘導されている。加えて、米インテル<INTC>と国内企業14社が半導体の後工程を自動化する製造技術を日本で共同開発する計画にあることが報じられたことで、後工程の半導体製造装置メーカーの株価を刺激する状況にある。

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