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英ポンド週間見通し:伸び悩みか、英早期利上げの可能性を見極める展開


■上昇一服、英国格下げで対円レートの上げ幅縮小

先週のポンド・円は上昇一服。一時152円台後半まで一段高となったが、欧州連合(EU)からの離脱に関するメイ首相の演説で詳細な説明がなかったことや、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは22日、英国のソブリン格付けを引き下げたことから、ポンド買い・円売りは後退。地政学リスク増大に対する警戒感が再度高まったこともポンド・円の上昇を抑えた。取引レンジ:150円14銭-152円86銭。

■伸び悩みか、英早期利上げの可能性を見極める展開

今週のポンド・円は伸び悩みか。英中銀による早期利上げ期待はあるものの、4-6月期国内総生産(GDP)確報値などの経済指標が材料視される。英ソブリン格付けの引き下げや北朝鮮の挑発行為に対する警戒感は高まっていることから、リスク選好的な円売りが拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・29日:4-6月期国内総生産確報値(改定値:前年比+1.7%)

予想レンジ:149円00銭-153円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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