BS11 Research Memo(13):公約配当性向はないが、配当性向30%の実現を目標としている
■株主還元
日本BS放送<9414>は株主への適正な利益配分を経営の重要な課題の1つと位置付けており、配当をもって還元することを基本としている。配当水準に関して、いわゆる公約配当性向は定めていないが、配当性向30%の実現を当面の目標とすることは公表している。
同社は2010年8月期に黒字化を達成した後、2014年8月期に1株当たり12.5円(普通配10円と東証2部上場記念配2.5円)の期末配当を行った。2015年8月期については普通配13.5円と東証1部上場記念配1.5円の計15円の配当を計画している。会社予想の1株当たり当期利益61.8円に対する配当性向は24.3%となる。
前述のように、同社は配当性向30%を目標に利益に応じた株主還元を行うことを基本方針としており、今後、収益が拡大するにつれて配当水準も上昇していくものと弊社ではみている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
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提供:フィスコ