ＩＲジャパンＨＤが連日の人気化、委任状争奪戦などのアドバイザリーで実績

　アイ・アールジャパンホールディングス<6035>が４日続伸と連日の人気化。株価は一時、前日比２５１円（２０．９％）高の１４５１円まで上昇し新高値に買われた。ただ、買い一巡後は利益確定売りが流入し、上昇幅を縮小している。ファナック<6954>が２４日に株主との対話窓口となる「ＳＲ（シェアホルダー・リレーションズ）部」を４月１日付で新設すると発表。このＳＲ部の事務運営をＩＲジャパンＨＤに委託されることが注目された。
　また、同社は、委任状争奪戦（プロキシーファイト）のアドバイザリー業務や委任状回収業務などでも実績を持つ。今回の大塚家具<8186>のプロキシーファイトでも、大塚勝久会長側の株主コールセンターを同社が請け負っている様子。今後、日本企業に対する敵対的買収などの増加も増えることが予想されるなか、同社の活躍余地が一段と増えることが期待されている。

ＩＲジャパンＨＤの株価は１０時５４分現在１２５４円（△５４円）
ファナックの株価は１０時５６分現在２万６６８０円（△１４０円）
大塚家具の株価は１０時５６分現在１６２６円（△４４円）



出所：株経通信（株式会社みんかぶ）