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3694 オプティム

東証P
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オプティム Research Memo(9):2024年3月期は売上高で創業来24期連続増収、過去最高の営業利益を目指す


■今後の見通し

オプティム<3694>の2024年3月期の連結業績については、売上高で前期比10.0%増の10,205百万円、営業利益で同10.8%増の1,939百万円、経常利益で同10.4%増の1,805百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同14.9%増の1,106百万円を見込んでいる(期初計画どおり)。2021年3月期から投資回収期が始まったが、今後も第4次産業革命の中心的な企業になるべく、潜在市場規模約160兆円の開拓に向けた積極的な研究開発投資を継続しつつ着実な増収増益を達成する計画である。

売上高については、前期と同水準の成長率(前期は11.6%)で、創業来24期連続となる過去最高売上高を目指す。同社の売上高の構成は約8割をストック売上が占めている。EMM及びMDM市場が堅調に拡大するなか、同社の主力製品・サービスは優位なポジションにあり、ストック売上が増加する傾向は、下期も継続すると想定される。X-Techサービスについては、各産業においてDXが急速に進展していることが追い風になるなか、優先度の高い“キラーサービス”で積極投資及び販売強化を実行し、将来的な安定成長を支えるストック売上の底上げを図る。通期の売上高予想に対する第2四半期までの進捗率は43.0%と例年並みである。同社の売上構造は、月額課金によるストック型のライセンス収入が中心となっていること、フロー型のカスタマイズ売上の検収時期が下期に集中する傾向があるといった理由から、売上は下期偏重となる。

利益については、積極的な成長投資を行いながらも過去最高営業利益を目指す。売上高営業利益率予想(19.0%)は、同社ビジネスモデルの実力値としての利益率(2021年3月期は24.1%)より低いことからも、投資意欲を読み取ることができる。また、同社は第4次産業革命において中心的な役割を果たす企業になることを標榜しており、期中において優良な投資機会が生じた場合(M&Aなども含む)は、柔軟かつ積極的に成長投資を行う方針である。通期の営業利益予想に対する第2四半期までの進捗率は39.3%(前年同期は33.9%)と前期を上回っており、より積極的な成長投資を継続しながらでも十分達成可能な利益想定であると弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)

《SI》

 提供:フィスコ

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