株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は75日線水準での攻防、香港市場の弱い動きが神経質にさせる
日経225先物は11時30分時点、前日比260円高の2万7160円(+0.96%)前後で推移。寄り付きは2万7290円と、シカゴ日経平均先物(2万7110円)を上回り、買い先行で始まった。ただし、足元で抵抗線として意識されている75日移動平均線(2万7317円)水準では強弱感が対立し、前場半ばにつけた2万7310円を高値に、終盤にかけては2万7110円まで上げ幅を縮めた。もっとも、売り仕掛けてくる動きも限られ、5日線(2万7090円)がサポートとして機能している。
グローベックスのNYダウ先物は朝方に200ドル近く上昇する場面も見られたが、その後は80ドル程度まで上げ幅を縮めており、投資家心理を慎重にさせたようだ。また、香港ハンセン指数が4%を超える下落を見せていることも積極的な売買を手控えさせている。なお、NT倍率は先物中心限月で一時14.36倍まで上昇を見せており、その後は14.30倍まで上げ幅を縮めたものの、75日線を上回って推移している。
株探ニュース