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株価指数先物【寄り前】 3万9000円割れでは押し目待ち狙いのロング


大阪3月限ナイトセッション
日経225先物 39030 -140 (-0.35%)
TOPIX先物 2669.5 -2.0 (-0.07%) 
シカゴ日経平均先物 39045 -125
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 28日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が下落。2023年10-12月の米実質国内総生産(GDP)改定値は、年率3.2%増と速報値の3.3%増から下方修正となった。一方で、個人消費は3.0%増と速報値の2.8%増から上方修正された。29日には米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する1月の米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を控えるなか、持ち高調整の売りが優勢となった。ただし、NYダウは一時下落幅が230ドルを超える場面も見られたが、終盤にかけて持ち直し、小幅な下げで終えた。S&P500業種別指数は、不動産、自動車・同部品、資本財が上昇した半面、半導体・同製造装置、メディア、ヘルスケア機器・サービスが下落した。

 シカゴ日経平均先物(3月限)清算値は、大阪比125円安の3万9045円だった。日経225先物(3月限)は日中比10円安の3万9160円で始まり、直後に3万8970円まで売られた後は、3万8990円~3万9060円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にリバウンドを見せており、一時3万9180円とプラス圏に浮上する場面も見られた。ただし、終盤にかけては持ち高調整の売りが優勢となるなか、3万9030円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢の相場展開になりそうであり、節目の3万9000円を挟んで強弱感が対立しそうだ。米国市場では高値圏での推移のなか、29日のPCE発表を控え、利益確定や持ち高調整の売りが出やすい状況だった。エヌビディア<NVDA>は決算を受けた急騰後は調整が続いていることもあり、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への積極的な買いは手控えられよう。もっとも、調整ながらエヌビディアは高値圏での底堅さがみられているため、積極的なショートは仕掛けづらい。

 日経225先物は一時節目の3万9000円を下回ったものの、その後は同水準での底堅さが意識された。上向きで推移するボリンジャーバンドの+1σと+2σとのレンジ内での推移を継続するなか、+2σ(3万9950円)とのカイ離が広がる一方で、+1σ(3万8670円)に徐々に接近しており、短期的にはショートを誘い込みやすいと考えられる。3万9000円割れからショートが強まる局面においては、その後のカバーを狙った、押し目待ち狙いのロングに向かわせよう。

 そのため、オプション権利行使価格の3万9000円を中心とした、権利行使価格3万8875円から3万9125円でのレンジを想定する。3万9000円での底堅さが意識されるようであれば、3万9000円から3万9500円辺りのレンジ推移をみておきたい。来週末には3月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えていることもあり、節目の3万9000円はキープしておきたいところである。

 VIX指数は13.84(前日は13.43)に上昇した。前日までの低下によって、75日移動平均線が位置する13.36に接近していたが、同線を支持線とする格好からの反発により、13.92に位置する25日線に接近してきた。PCEの結果待ちのなかで動きづらいところであり、神経質にさせそうだ。ただし、PCEの結果を受けてショートが強まったとしても、14.82辺りに位置する200日線を越えられないと、イベント通過によるショートカバーに向かわせる可能性がありそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.66倍に上昇した。前日にボリンジャーバンドの+1σ水準まで調整したことから、リバランスの動きが入ったようである。タイミングとしては+2σが位置する14.79倍辺りを狙ったスタンスとなるが、米半導体株の調整やPCE発表待ちのなかでは、ヘッジ対応からNTショートに向かわせやすいだろう。+1σの14.60倍が支持線として機能するかを見極めたい。

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