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株価指数先物【昼】 日銀を巡る報道を受けてNTショートに振れる


 日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の3万640円(-0.19%)前後で推移。寄り付きは3万630円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万600円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。現物の寄り付き直後に3万540円まで下げた後は、下値の堅さから買い戻しが入る流れとなり、中盤にかけて3万710円と小幅ながらプラスに転じる場面も見られた。終盤にかけてはこう着感が強まり、3万590円~3万680円辺りでの保ち合いを継続している。

 日経225先物は狭いレンジでのこう着が続いた。日銀が金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を議論するとの報道を受けて、ハイテク株の一角が売られ、日経平均型の重荷となった。一方で、国内長期金利が一段と上昇するなか、金融株などに資金がシフトしており、NT倍率は先物中心限月で13.70倍に低下した。金融政策決定会合の結果判明後にリバランスの動きが入る可能性はあるものの、方向性としては9月28日に付けた13.55倍が意識されてきたことから、NTショートに振れやすくなった。

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