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ダウ平均は大幅反発 値ごろ感からの買い戻しも警戒感は根強い=米国株前半

NY株式30日(NY時間13:34)
ダウ平均   32900.63(+483.04 +1.49%)
ナスダック   12767.56(+124.55 +0.99%)
CME日経平均先物 30535(大証終比:-165 -0.54%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反発。上げ幅は一時500ドルを超えた。ナスダックも上昇。先週まででナスダックは7月高値から10%超下落し、調整局面に陥っている。決算は好調な内容が相次いでいるものの、地政学的リスクと米国債利回り上昇が米株式市場を圧迫している。

 各国で国債利回りが上昇し、それが世界経済を景気後退に向かわせるとの懸念から、7月末以降の世界の株式市場は時価総額を12兆ドル失った。好調な決算への反応も鈍いことから、投資家は株式へのエクスポージャーを減らし、国債の保有を増やしているといった声も出ている。

 その一方でテクニカル的には下げ過ぎ感も指摘されており、本日はイスラエル軍がガザへの地上侵攻を比較的ゆっくりと開始していることもあり、急激なエスカレーションを警戒していた投資家にひとまず安心感を与えているようだ。

 ただ、警戒感は根強く、恐怖指数として知られるVIX指数は低下しているものの、基準値の20を上回って推移している状況。

 今週はFOMCが予定され、金利据え置きが確実視されているものの、タカ派な据え置きと見られている。市場からは、FOMCよりもむしろ、米財務省が発表する四半期定例入札計画のほうが市場に影響を与えるかもしれないとの指摘も出ているようだ。米国債利回りの上昇の要因に粘り強いインフレとFRBの想定以上のタカ派姿勢が挙げられるが、米財政赤字もその1つとなっている。その意味でも四半期定例入札の規模は注目だという。債券ディーラーの多くは1140億ドル規模と、中長期債の発行規模を約2年半ぶりに引き上げた8月(1030億ドル)と同ペースの増額が見込まれているようだ。

 ダウ採用銘柄のマクドナルド<MCD>が取引開始前に第3四半期の決算を発表し、米国は戦略的な値上げにより平均販売単価が好調に伸び、予想を上回る既存店売上高を発表。株価は上昇している。

 ウエスタンデジタル<WDC>が決算と同時に会社分割を発表。HHDとフラッシュ事業に分割する。株価は上昇。

 テスラ<TSLA>が逆行安。特段の悪材料は出ていないが、パナソニックの梅田CFOが決算会見で、車載電池事業の営業赤字転落の理由について、国内工場で生産しているテスラの高級モデル向け電池の需要減によるものだと述べていた。

VIXスポット 20.14(-1.09 -5.12%)

マクドナルド<MCD> 261.42(+5.66 +2.21%)
ウエスタンデジタル<WDC> 41.72(+2.75 +7.06%)

アップル<AAPL> 170.06(+1.84 +1.09%)
マイクロソフト<MSFT> 336.90(+7.09 +2.15%)
アマゾン<AMZN> 132.05(+4.31 +3.37%)
アルファベットC<GOOG> 126.13(+2.73 +2.21%)
テスラ<TSLA> 196.99(-10.31 -4.97%)
メタ・プラットフォームズ<META> 303.92(+7.19 +2.42%)
AMD<AMD> 95.53(-0.90 -0.94%)
エヌビディア<NVDA> 408.66(+3.66 +0.90%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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