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株価指数先物【寄り前】 米雇用統計待ちだが押し目狙いのロング対応


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32490 -120 (-0.36%)
TOPIX先物 2326.5 -4.0 (-0.17%) 
シカゴ日経平均先物 32500 -110
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 31日の米国市場は、NYダウ S&P500が下落した一方で、ナスダックは上昇。7月の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は前月比0.2%上昇となり、予想と一致した。足もとで米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの警戒が和らぐなか、買いが先行して始まった。また、セールスフォース<CRM>は、2023年5-7月期決算が市場予想を上回り、24年1月期通期の業績見通しを上方修正したことが好感され一時6%上昇(終値は2.99%高)し、NYダウを押し上げる場面も見られた。ただし、米雇用統計の発表を翌日に控えるなか、直近の上昇に対する利益確定の動きが次第に強まったことから下落に転じた。長期金利の低下を受けて大手テック株や半導体株の一角が買われ、ナスダックは5営業日続伸。S&P500業種別指数は小売、半導体・同製造装置、自動車・同部品が上昇した半面、ヘルスケア機器・サービス、運輸、食品・飲料・タバコが下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比110円安の3万2500円だった。日経225先物(9月限)は日中比20円安の3万2590円で始まり、その後は3万2550円~3万2650円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後に一時3万2690円まで買われる場面も見られた。しかし、米国市場が軟化するなかで下落に転じており、中盤にかけて3万2400円まで売られた。売り一巡は終盤にかけて下げ渋る動きを見せており、3万2490円でナイトセッションの取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り先行で始まることになりそうだ。日経225先物は前日の上昇でボリンジャーバンドの+1σ水準まで上げたこともあり、目先的な達成感もあって利益確定の動きが意識されやすいだろう。ただし、米国同様に米雇用統計の結果を見極めたいとする模様眺めムードが強まるなか、ショートを仕掛けてくる流れにはならないと考えられる。75日移動平均線が3万2290円に位置しており、同線が支持線として機能するとみられるため、押し目狙いのロングスタンスに向かわせよう。

 また、3万2500円辺りでの底堅さがみられるようだと、オプション権利行使価格の3万2500円から3万2750円辺りでのレンジ推移が意識されてくる。来週末には9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなか、ヘッジ対応に伴うロングの動きが強まる可能性もありそうだ。+1σが位置する3万2710円に接近する局面においては、ショートカバーを誘う流れに向かわせる展開も意識しておきたいところである。

 VIX指数は13.57(前日は13.88)に低下した。足もとで低下傾向を継続しており、リスク選好に向かわせやすいだろう。米雇用統計で一段と金融引き締め観測が後退してくるようだと、7月下旬以来の13.00割れも意識されてくると考えられ、ショートは避けておきたい。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.99倍と小幅に上昇した。メジャーSQを控えるなかでポジションを傾けてくる動きはないと考えられる。ただし、米長期金利の低下からハイテク株を買い戻す動きもみられており、若干ながらNTショートを巻き戻す流れに向かわせる可能性はありそうだ。

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