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株価指数先物【寄り前】 膠着ながら前日の高値水準を捉えてくる可能性


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 32410 +130 (+0.40%)
TOPIX先物 2318.0 +8.0 (+0.34%)
シカゴ日経平均先物 32390 +110
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 30日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。8月のADP雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場予想を下回ったほか、4-6月期国内総生産(GDP)改定値が速報値から下方修正されるなど、労働市場の過熱感の緩和を示す内容と受け止められ、追加利上げ観測が後退した。長期金利が低下するなか、アップル<AAPL>やアルファベット<GOOG>など大手テック株のほか、エヌビディア<NVDA>など半導体株の一角が買われた。S&P500業種別指数はテクノロジー・ハード・機器、耐久消費財・アパレル、半導体・同製造装置が上昇した一方で、銀行、公益事業、医薬品・バイオテクノロジーが下落。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比110円高の3万2390円だった。日経225先物(9月限)は日中比10円安の3万2270円で始まり、一時3万2200円まで下落幅を広げた。その後は持ち直し、米国市場の取引開始後には3万2300円を回復し上昇に転じた。買い一巡後に再び3万2200円まで売られたものの、終盤にロングが強まり、3万2410円とナイトセッションの高値で取引を終えた。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行で始まることになりそうだ。ナイトセッションの開始後ほどなくして3万2200円まで売られたものの、中盤以降は上昇に転じ、3万2250円辺りで推移している25日、75日移動平均線を上回って終えており、ひとまず同水準が支持ラインとして機能している状況である。ただし、米国市場が続伸した流れを引き継ぐ形で買いが先行するものの、NYダウは75日線からのリバウンドで25日線を捉えてきており、一巡感が意識されやすい。

 また、31日の米国では7月の個人所得・個人消費支出(PCEデフレーター)、新規失業保険申請件数の発表が予定されており、翌9月1日には8月の雇用統計の発表が控えている。米経済指標の結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすく、積極的にポジションを傾けてくる流れにはならないだろう。買い一巡後は膠着感が強まるなか、オプション権利行使価格の3万2250円から3万2500円辺りのレンジ推移が意識されそうだ。

 VIX指数は13.88(前日は14.45)に低下した。終値で14.00を下回るのは8月1日以来となる。7月27日につけた12.74が意識されてくるため、リスク選好に傾きやすい。そのため、膠着感は強まるもののショートは仕掛けづらくさせることから、押し目狙いのロング対応になろう。

 また、米国では長期金利の上昇が一服するなかで、ハイテク株を買い戻す動きが続いている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株への物色に向かわせるようだと、日経225先物は前日の高値水準を捉えてくる可能性も考えられ、短期的にはロングの動きが強まる場面もあろう。

 なお、昨日のNT倍率は先物中心限月で13.97倍と横ばいだった。一時14.02倍まで上昇する場面も見られたが、ファーストリテイリング <9983> [東証P]やソフトバンクグループ <9984> [東証P]の弱い値動きが重荷となっていた。方向性は下向きではあるが、米国市場の流れを受けて、若干ながらNTショートを巻き戻す動きに向かわせる可能性はありそうだ。

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