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東京株式(前引け)=続伸、欧米株高好感しアジア株上昇も追い風

 30日前引けの日経平均株価は前営業日比302円75銭高の3万2529円72銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は5億8796万株、売買代金概算は1兆4770億円。値上がり銘柄数は1119、対して値下がり銘柄数は632、変わらずは79銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場はリスク選好の地合いが継続し、日経平均株価は続伸で3万2500円台まで上値を伸ばした。前日の欧州株が全面高に買われたほか、米国株市場でも発表された経済指標を受け労働需給逼迫に対する警戒感が後退、金利低下を背景に幅広い銘柄に投資資金が集まった。東京市場でもこれに追随して朝方から買いが先行した。日経平均は途中伸び悩む場面はあったものの、後半買い直された。アジア株市場が総じて上昇していることも投資家心理を強気に傾けている。特に半導体関連などが買われ全体指数を押し上げる格好となった。

 個別では断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>、売買代金第2位に入ったアドバンテスト<6857>がいずれも堅調、このほか東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連の主力が大きく買われている。三菱重工業<7011>の上昇も目立つ。芝浦メカトロニクス<6590>が急騰、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>は大商いで値上がり率トップとなった。半面、東京電力ホールディングス<9501>が冴えず、ゼンショーホールディングス<7550>も利益確定売りに軟調。イオン<8267>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>なども値を下げた。コジマ<7513>も下値を探る展開に。

出所:MINKABU PRESS

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