東京株式（寄り付き）＝売り先行、目先利食い優勢の地合いに

　３１日の東京株式市場は売り先行でスタート、寄り付きの日経平均株価は前営業日比２７１円安の３万１０５７円と反落。

　前日の欧州株市場が全面安に売られたほか、米国株市場でもＮＹダウが反落した。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は、米エヌビディア<NVDA>の上昇が牽引しプラス圏で引けたものの総じて買い手控えムードが強い。東京市場でも、前日に日経平均は上昇した一方でＴＯＰＩＸはマイナス圏で引けており、値下がり銘柄数の多さが目立った。きょうも利益確定売り圧力が意識されるなか、上値の重い地合いを強いられそうだ。下値では出遅れた向きの押し目買いが予想され、下げ幅は限定的なものにとどまる可能性も。

出所：MINKABU PRESS