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27500円での底堅さを見極めつつ、短期的なリバウンド狙いの動きに/オープニングコメント


 28日の日本株市場は、やや買い先行で始まった後は、底堅さを見極める相場展開になりそうだ。27日の米国市場はNYダウが72ドル高だった。米長期金利の低下を受けて前週の大幅な下げに対する値ごろ感からの買いが優勢となった。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化への警戒から積極的な売買は手控えられ、NYダウ一時下落に転じる場面も見られたが、ハイテク株が下支えする格好となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の27535円。円相場は1ドル136円20銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まろう。日経225先物はナイトセッションの開始後まもなく節目の27500円を回復した。その後は狭いレンジ推移を継続していたが、27500円水準での底堅さが見られており、安心感につながりそうだ。日経225先物の25日線は27450円辺りで推移しているため、27450円~27500円辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、リバウンドを意識したセンチメントに向かわせそうだ。

 また、昨日の日経平均は75日、200日線が支持線として意識される一方で、25日線に上値を抑えられていた。買い先行から25日線を明確に上放れてくるようだと、2月6日の戻り高値27821円辺りを意識させてくることになりそうだ。また、昨日はハイテクの一角が弱い値動きとなり指数の重荷だったが、東エレク<8035>が先週末の急伸の反動ながら、25日線を上回って終えており、同線を支持線としたリバウンドを見せてくるようだと、日経平均をけん引してくる可能性も期待されよう。

 もっとも、米国の上昇については自律反発であり、今週もISM製造業・非製造業など経済指標の発表が予定されていることから、積極的な売買は限られるだろう。資金回転も速いことから、個別に材料のある銘柄のほか、テーマ性のある銘柄などへの短期的な値幅取り狙いの売買が中心になりそうだ。また、3月期末をにらんだ配当志向の物色も意識されやすく、バリュー株志向の流れは続くことになろう。

《AK》

 提供:フィスコ

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