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話題株ピックアップ【昼刊】:アダストリア、フェローテク、フリー

■アダストリア <2685>  2,324円  +319 円 (+15.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 アダストリア<2685>が急反発。29日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、売上高を2300億円から2400億円(前期比19.1%増)へ、営業利益を100億円から125億円(同90.4%増)へ、純利益を63億円から82億円(同66.8%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を30円から35円へ引き上げたことが好感されている。従来想定した通りに外出需要が回復したことに加えて、商品企画やマーケティング施策が奏功したことで主力ブランドが好調に推移したほか、成長ブランドの出店も寄与し売上高が計画を上回った。また、従来予想では原材料及びエネルギー価格の上昇、物価や金利の上昇、円安の進行などの影響を見込んでいたものの、売上高が想定を上回ったことで、一定程度吸収することができたとしている。なお、年間配当は60円(前期55円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計(3~11月)決算は、売上高1770億2600万円(前年同期比20.6%増)、営業利益111億6500万円(同2.5倍)、純利益76億1600万円(同2.2倍)だった。

■フェローテク <6890>  2,805円  +135 円 (+5.1%)  11:30現在
 フェローテックホールディングス<6890>がカイ気配スタートで急反発。半導体製造装置向け部品を手掛け、特に真空シールでは世界でも群を抜く商品シェアを誇っている。同社は29日取引終了後、中国部品洗浄事業子会社FTSVAの深セン創業板市場への上場日がきょう12月30日に決定したことを発表しており、これが足もとの株価を刺激する格好となった。フェローテクの株価は今月14日ザラ場に3395円の戻り高値を形成した後に売り直され、前日は一時2614円まで水準を切り下げ11月上旬以来約1カ月半ぶりの安値をつけた。しかし、株式需給面では信用買い残の整理も進み、目先売り圧力が一巡した感もある。一方、中国では新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、これを横にらみに上値追いに慎重な見方もある。

■フリー <4478>  2,907円  +95 円 (+3.4%)  11:30現在
 フリー<4478>が続伸している。きょう付の日本経済新聞朝刊で「2023年10月に始まるインボイス(適格請求書)制度に向け、関連サービスの競争が激しい」と報じられ、なかで「クラウド会計ソフトのfreee(フリー)は業務を効率化するサービスを始める」と紹介されたことが好材料視されているようだ。記事によると、23年10月からECサイトで購入した際に、簡単にインボイスに対応できるサービスを始めるとあり、ECサイトやクレジット会社から発行される電子明細書と、別に送られてくるインボイスをクラウドでひも付け、簡単に保管できるようにするとしている。

■ユナイテッドアローズ <7606>  1,869円  +61 円 (+3.4%)  11:30現在
 ユナイテッドアローズ<7606>が続伸している。アダストリア<2685>が29日の取引終了後、23年2月期の業績及び配当予想を上方修正したことを受けて、同じくカジュアル衣料の専門店を展開する同社やTOKYO BASE<3415>などに好業績期待の買いが入っているようだ。両社ともに月次売上高を開示し、足もとの堅調を確認していることも安心感につながっているようだ。

■スミダコーポレーション <6817>  1,388円  +45 円 (+3.4%)  11:30現在
 スミダコーポレーション<6817>が上昇している。30日の朝日新聞電子版が「トヨタ自動車は、電気自動車(EV)向けの専用ラインを、国内工場に設ける検討に入った」と報じた。前日の米国市場でテスラ株が急伸した追い風もあって、車載向けコイルを手掛ける同社をはじめEV関連銘柄を物色する動きが広がった。EV向けセラミックボールのツバキ・ナカシマ<6464>や、EV向けで振動試験装置の拡販が期待されているIMV<7760>、リチウムイオン電池用セパレーターのダブル・スコープ<6619>が堅調に推移している。報道によると、トヨタは同社初のEV専用モデルのSUV(スポーツ多目的車)「bZ4X」向けに専用ラインをつくり、2025年にも増産を始める方向。ラインを設けるのは高岡工場(愛知県豊田市)が候補となっているという。

■共立メンテナンス <9616>  5,960円  +160 円 (+2.8%)  11:30現在
 共立メンテナンス<9616>が3日ぶりに反発している。29日の取引終了後に発表した11月のグループ売上高が前年同月比32.9%増の180億6300万円となったことが好感されている。寮事業において、期初からの日本人学生稼働室数の大幅な増加に加え、入国規制の緩和などにより留学生の増加傾向が続いた。また、ホテル事業では秋の行楽シーズンを迎えて、全国旅行支援による追い風や、訪日外国人旅客数が段階的に回復するなど、ドーミーイン・リゾートともに高い稼働率で推移し、客室単価が新型コロナウイルス感染症発生前の19年同月水準を超過したことも寄与した。

■イー・ギャランティ <8771>  2,463円  +52 円 (+2.2%)  11:30現在
 イー・ギャランティ<8771>が8日続伸している。29日の取引終了後、23年3月期の期末一括配当予想を26円から30円へ引き上げたことが好感されている。23年3月期に保証残高1兆円を達成する見込みとなったことを記念して、記念配当4円を実施する。同時に22年3月期末時点の株主に対して実施した株主優待を最後に、株主優待制度を廃止すると発表した。株主への公平な利益還元のあり方を協議するなかで、配当による利益還元を行うことが公平かつ有効であると判断した。

■Genky <9267>  3,635円  +50 円 (+1.4%)  11:30現在
 Genky DrugStores<9267>は反発。29日の取引終了後に発表した12月度の営業速報で、既存店売上高は前年同月比2.5%増と3カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。150~900坪の大型店が同3.3%減と引き続き不振だったものの、標準化された300坪のレギュラー店は同4.9%増となったことが牽引した。なお、全店売上高は同9.2%増だった。

■村田製作所 <6981>  6,631円  +27 円 (+0.4%)  11:30現在
 村田製作所<6981>が4日ぶりに反発した。米アップル<AAPL>のスマートフォン「iPhone」に関し、中国での生産に回復の兆しが出ていると一部で伝わった。アップル関連株と位置付けられる村田製株は前日に年初来安値をつけていたこともあって、報道を受けていったん買い戻しの動きがみられた。ただ中国で新型コロナウイルスの感染が急拡大していることが懸念材料として残っており、積極的に上値を追う姿勢は限られている。電子部品株ではこのほか、TDK<6762>やミネベアミツミ<6479>、太陽誘電<6976>などが堅調に推移している。報道によると、台湾の鴻海精密工業が運営する中国のiPhone工場では、従業員による抗議活動があった11月に比べて状況は改善しており、上位モデルの「Pro」シリーズの場合、生産が需要に追いつき始めているという。

■INPEX <1605>  1,410円  -6 円 (-0.4%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が安い。29日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の2月限が前日比0.56ドル安の1バレル=78.40ドルと下落した。米エネルギー情報局が発表した週間在庫統計で、市場予想に比べ原油在庫が増えたことから需給悪化懸念が台頭した。また、中国で新型コロナウイルス感染者が急増していることも、原油に対する中国需要の減少要因と受け止められ原油安要因に働いた。

■エーザイ <4523>  8,694円  -13 円 (-0.2%)  11:30現在
 エーザイ<4523>は底堅い。売り一巡後はプラスに転じる場面がある。米バイオジェン<BIIB>と共同開発したアルツハイマー病治療薬「アデュヘルム」の承認手続きに関し、米食品医薬品局(FDA)が審査に際し、バイオジェンとの協力が行き過ぎだったとする米議会調査担当者の報告書が伝わった。これが一部投資家の売りを促したようだ。だが年明けにFDAが審査を終了する予定のアルツハイマー治療薬「レカネマブ」に対する市場の期待は根強く、下値は限られた。

■アジャイル <6573>  301円  +60 円 (+24.9%) 一時ストップ高   11:30現在
 アジャイルメディア・ネットワーク<6573>は急騰。29日取引終了後、債務超過が解消される見込みとなったと発表した。これを材料視した買いが入ったようだ。新株予約権の割り当て先の1社と協議の結果、新株予約権の一部行使を受けるに至った。第三者割当増資と第10回新株予約権の発行に伴う払い込み金額と、今回の新株予約権の一部行使の影響で連結純資産額が増加することから、22年12月期の債務超過は解消される見込みとなったという。

■monoAI <5240>  1,077円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   11:30現在
 直近IPO銘柄への物色が活発化している。年末の閑散相場のなか個人投資家を中心とした個別株物色の動きが強まっており、値動きの軽い直近IPO銘柄がここ急速に関心を集めている。メタバースプラットフォームを開発するmonoAI technology<5240>がストップ高に買われる人気となっているほか、デジタル化支援のBTM<5247>などが注目されている。

■エスケイジャパン <7608>  635円  +32 円 (+5.3%)  11:30現在
 エスケイジャパン<7608>は大幅高、一時7.8%高と値を飛ばし650円まで駆け上がる場面があった。10月8日につけた年初来高値658円奪回も視野に入れる動きにある。クレーンゲームなどアニューズメント施設で使われる景品の企画販売を手掛ける。訪日外国人の増勢が顕著となるなか、アミューズメント施設にも恩恵が及んでいる。同社の23年2月期業績は営業利益が前期比10%増の5億円を見込むが上振れ観測が強い。更に24年2月期もインバウンド特需を取り込み、同社が手掛ける「サラブレッドコレクション」などのぬいぐるみをはじめ追い風が期待されており、2ケタの利益成長トレンドが維持されそうだ。このほか、カプセルトイへの展開でも注目されている。株式需給面では時価総額が50億円台と小型で株価も600円台と値ごろ感があるうえ、信用買い残が30万株強と低水準で足が軽い。

■トレードワークス <3997>  1,105円  +53 円 (+5.0%)  11:30現在
 トレードワークス<3997>は反発。東京証券取引所が29日の取引終了後、同社株を30日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上による売買活性化への期待から買いが入っているようだ。また、日本証券金融も30日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

●ストップ高銘柄
 monoAI <5240>  1,077円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   11:30現在
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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